今年のグラミー賞で主要部門を含む5部門を受賞する快挙を達成した、イギリス人シンガーのアデルがまさかの発言をしてファンに衝撃を与えた。なんと、アデルは今後二度とツアーを行わない可能性があるという。
画像: Photo:スプラッシュ/アフロ、Instagram/Adele

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もうツアーはしない!?

 先週の日曜日(3月26日)、アデルは、2015年に発売したアルバム『25』をひっさげたツアーのニュージーランド公演の最終日を迎えていた。約4万人を前に、「ハロー」や「サムワン・ライク・ユー」などのヒット曲をパフォーマンスし、観客を大いに沸かせたアデル。しかし、そんな彼女から飛び出したのは、ファンも予想だにしなかった一言だった。

「私、ツアーは得意じゃないの…拍手をされると、少しだけ不安な気持ちになるのよ。今後またツアーをやるかどうか分らないわ。私がツアーをやる唯一の理由は、あなたたちよ。でも、またツアーをやるかどうかと言われると分からないの」

 実は、アデルは昨年にも同様の発言をしていたことが。米Vanity Fair誌のインタヴューでは、ステージに立つ前に緊張してしまうことや、なぜ人々がツアーに夢中になるのか分からないとしたあとで、「レコードを作るのは好きよ。でも、(拍手や歓声を)二度と浴びることがなくても平気なの。私がツアーに出るのは、単純に私を支えてくれる皆に会えるからってだけよ」と、コメントしていた。

画像: もうツアーはしない!?

 ファンに会えるならツアーをやりたいという気持ちもあるものの、ステージに立って観客からの称賛を受けることは、アデルにとってはむしろ不安なことのよう。

 アデルと言えば、生歌でも変わることのない、その圧倒的な歌唱力が魅力の1つ。それだけに、彼女の生パフォーマンスを今後簡単には見られなくなってしまうのかと思うと、ファンの落胆は相当なのでは。

 フロントロウ編集部が調べたところ、現時点でアデルが予定しているのは、6月と7月に行われるロンドンのウェンブリー・スタジアムでの4公演で、最終公演は7月2日。残念ながら、すでに4公演ともチケットは完売している。

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