日本時間の昨日(2月6日)、人気シンガーのレディー・ガガが、全米で1億人以上が視聴するアメフトの祭典スーパーボウルのハーフタイムショーで、圧巻のパフォーマンス。ノーギャラにもかかわらず、その宣伝効果の高さなどから一流アーティストが出演を希望することでも有名な同ショーだが、今年はなんとガガのアルバムの売り上げを1,000%も増加させていたことが分かった。
15万枚を売り上げ
音楽セールス調査会社ニールセン・ミュージックによると、昨日のガガのパフォーマンス後に売れたデジタル配信のアルバムとシングルは、なんと合わせて15万枚。前日の売り上げ1万5,000万枚より1,000%もアップしており、アルバムだけでみると2万3,000ダウンロードで、1,395%も売上が増加した。
また、昨日最も売れた曲は最新アルバム『ジョアン』収録の「ミリオン・リーズンズ」で、売上900%増加の4万5,000ダウンロードと、大きな宣伝効果を生んだ。
視聴者数もすごかった
高記録を達成したのはセールスだけではない。米エンタメ系サイトDeadlineによると、なんとガガのハーフタイムショーを視聴した人の数は1億1,750万人。これは2015年のケイティ・ペリーの記録、1億2,070万人万人に次いで歴代2位の記録となる。
セレブも称賛
ガガのパフォーマンスには、有名セレブたちからも称賛の声が。ケイティは、「ガガがジャンプしているgif画像が欲しいわ!ブラボー」とコメントし、昨年ハーフタイムショーに出演した人気シンガーのブルーノ・マーズは、「レディー・ガガ、君は最高だ!」と、過去の出演者たちもSNS上で絶賛。
そのほか、ガガとともに性暴力撲滅に取り組んでいた元アメリカ副大統領のジョー・バイデン氏も、「素晴らしいパフォーマンスだったよ、私の友人、レディー・ガガ。あなたには驚かされる―しかも、ステージ上だけのことじゃない。あなたと共に性暴力撲滅のために働けたことを誇りに思う」と、自身のツイッターにコメントしていた。
ガガのコメント
また、ガガ本人も情報番組Entertainment Tonightにハーフタイムショーの感想をこうコメントしている。
「私にとってはファンがすべてなの。(キャリアを)スタートさせたとき、私やファンは人と違っているし、すごく変だって思われていたわ。でも私たちは、自分がどういう人間かということを変えることはなかったし、信念を曲げることもなかった。そして今、私たちの信じるものや多様性とともに、世界一大きなステージでパフォーマンスすることが出来た。それを本当に誇りに思うわ」
ガガが、自分の信じるものや愛するファンに向けてパフォーマンスした昨日のハーフタイムショー。多くの人の心を動かしたガガのステージは、大成功に終わったと言える。