サッカー・イングランド元代表のデヴィッド・ベッカムがPR担当とやり取りした電子メールをハッキングされ、メールを流出させない代わりに金銭を要求されていたことが分かった。

デヴィッド・ベッカム ユニセフ70周年イベント UNICEF's 70th Anniversary Event

Photo: スプラッシュ/アフロ

 

脅迫に使われたメールの内容とは?

 現地時間の3日、デヴィッドとPR担当のサイモン・オリヴィエラの間で送信されたメールが流出。

 メールの内容からは、デヴィッドが未だにナイトの称号(※著しい功績があった人に対して女王・国王から授与される勲位)をもらえていないことに大きな不満を抱えている様子が分かり、その中では、デヴィッドが自身のユニセフへの貢献を持ち出す箇所や、自分ではなく他セレブのナイト授与を快く思っていないような記述も含まれている。

 このメールがネット上に流出したのは先週だが、デヴィッド側はそれ以前からメールの存在を知っていたという。ハッカーがデヴィッドにコンタクトを取り金銭を要求していたことが、英Daily Mirror紙に対するPR系列会社の証言で分かった。現在、警察が捜査を進めているという。

 

メールは「細工されている」

 デヴィッドはメール流出を受けて公式声明を発表し、「一部を切り取った」ものであり「わざと間違った印象を与える」ために「細工されている」と説明。

 「デヴィッドとユニセフはこれまでの活動を誇りに思っており今後も協力して活動をおこなっていくつもりです。我々は事実を積み重ねることで真実が立証されると思っています」と語り、ユニセフからも全面的に支援されていることを明かした。

 デヴィッドとユニセフの協力関係は15年以上も続いており、「デヴィッド・ベッカム・セブン財団」を通しては数億円の寄付金集めに成功している。また、パリ・サンジェルマンFC所属時代には給与の全額をユニセフに寄付するなど、デヴィッドの世界規模での社会貢献は計り知れない。

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