アデル 第59回グラミー賞 レッドカーペット

Photo: スプラッシュ/アフロ

 

【フロントロウ編集部】

 第51回グラミー賞授賞式で「レコード賞」「アルバム賞」「楽曲賞」の主要部門を総なめにしたシンガーのアデルが受賞スピーチでビヨンセに贈った言葉が感動を呼んでいる。

 アデルとビヨンセは今年のグラミー賞で揃って主要部門にノミネートしており、どちらに軍配が上がるかに注目が集まっていた。そんななか、アデルが3部門すべてで受賞。

 以前から「多様性が足りない」と批判を受けているグラミー賞に対してネット上で「出来レース」「ビヨンセは絶対勝つべきだった」と批判が集まるなか、アデルがなんともポジティヴな形でみんなが思ってくれることを言ってくれた。

 トロフィーを受け取るためにステージに上がったアデルは、ステージ前に夫のジェイ・Zと共に立っていたビヨンセを見ながら、「私にとって生涯における最優秀アーティストはビヨンセなの。そして今回のアルバム『レモネード』は、途方もない作品で、とても深く考えられていて、美しくて、魂をさらけ出していて、普段私たちが見られないあなたの一面を見ることができた。そのことに対して、私たちは感謝している。ここにいるアーティストみんなであなたを敬愛しているのよ。あなたは私たちの光なの。私や私の友達、私のアフリカ系の友達の心強いお手本よ。彼らはあなたのおかげで主張ができているのよ。あなたを愛している。ずっと昔から、ずっとこれからも」と、涙で声を震わせながらスピーチ。

 会場中からの拍手喝采に包まれるなか、ビヨンセも涙を流しながらアデルを見つめ返していた。

 

 さらにアデルは別部門のスピーチでも、「私の夢であり憧れの人、クイーン・ビー(※ビヨンセの愛称)よ。あなたを敬愛しているわ。あなたはこの17年間近く、毎日のように私の魂を揺れ動かしているの。あなたを敬愛している」とコメント。

 最後に、「そして私は、あなたに私の母親になってほしい!!」とジョークを飛ばし、ビヨンセを含め、会場全体の爆笑を誘った。

 今回のグラミー賞はアデルとビヨンセそれぞれが音楽界における女性のパワフルさを見せつけた夜となったが、最後にそんな女性同士の結束が見られたことはパーフェクトな締めとなった。 

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