米時間の1月20日にドナルド・トランプ氏に大統領の座を譲るバラク・オバマ大統領。そんななか、オバマ大統領に任期終了の1日前に辞任を求める声がネット上で広がっている。しかも辞任を求めているのは、反トランプ派ばかり。一体どういうことなのか?
トランプ第45代アメリカ合衆国大統領の誕生前日に
第44代アメリカ合衆国大統領のオバマ大統領は8年の任期を終えて、1月20日の大統領就任式でドナルド・トランプ氏に大統領の座を譲る。この日から、トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領としての任期をスタートさせる。
そんな就任式の1日前となる米時間1月19日に、オバマ大統領に辞任するよう求める声があるのはなぜか?
ジョー・バイデン大統領が誕生
第44代アメリカ合衆国大統領のオバマ大統領が突然辞任した場合、副大統領であるジョー・バイデン氏が大統領の座につくことになる。
そうするとジョー・バイデン氏が第45代大統領になり、第45代大統領になるはずだったトランプ氏は第46第大統領になる。つまり就任式の前日にトランプ氏の肩書を少し変えてしまい、「第45代大統領」グッズを作っているであろうトランプ氏を困らせようという計画。
率直に言えばただの嫌がらせだが、ネット上では「#Biden45thPresident(バイデン第45代大統領)」というハッシュタグまで登場して盛り上がりを見せている。
トランプ氏の大統領就任式は日本時間の1月21日(土)午前1時半から予定されている。