煙草を吸っている人が通ると大げさに咳をするデジタル広告がスウェーデンに登場して注目を集めている。

スウェーデン 喫煙者に咳をする広告 Apotek Hjärtat Åkestam Holst

喫煙者が通ると…

 ヨーロッパでは室内での全面禁煙化が進み、日本でも2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて受動喫煙の防止強化策が提案されと、喫煙者の肩身が狭くなっている現代。

 そんななかスウェーデンの街中に登場して話題になっているのが、「咳をする広告」。デジタル掲示板に煙感知器がついており、たばこの煙を感知すると広告の男性が「ゴホッゴホッ」とあからさまに嫌そうな様子で大きな咳をする仕組みになっている。

 設置された煙感知器は最大10~15メートルの範囲で煙を感知し、道行く喫煙者は大げさに咳をする広告に次々と振り返り、笑ったり申し訳なさそうな顔をしたりしていた。

  •  (広告全訳)
  • こんにちは!スウェーデンの薬局アポテーク・アルタットです。我々の使命は皆さんの健康と長寿を手助けすることです。あなたが新年に向けて健康的な習慣を手に入れるお手伝いをするために考えました!
  • 我々はこのデジタルスクリーンに煙感知器をつけました。そしてこのスクリーンを喫煙者の多いエリアに設置したのです。そしてタバコを吸う人が通るたび…(※咳をする映像)
  • もうお分かりでしょう。新しい年、新しい抱負。新しいヘルシーな1年に薬局アポテーク・アルタットを。

 今回の広告はスウェーデンのドラッグストアチェーン「アポテーク・アルタット(Apotek Hjärtat)」と広告会社「アケスタム・ホルスト(Åkestam Holst)」が共同で企画したもので、この2社は2014年に地下鉄の構内にて電車が到着すると広告の女性の髪が風でなびくデジタル広告を設置して話題になったことがある。

 

Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Sonia Kim、シンクストック/ゲッティイメージズ、Åkestam Holst

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