楽曲のセールス、ラジオでの再生回数、ストリーミング回数から、最もヒットした曲トップ100を毎週発表している、アメリカのシングルチャート「ビルボードHOT100」。

 このチャートでの順位から、2016年にアメリカで最もヒットした曲を月別にご紹介。2016年に流行った曲をおさらい。

1月:「ソーリー」ジャスティン・ビーバー

 1月のシングルチャート1位を獲得したのは、2015年11月にリリースされたジャスティン・ビーバーのアルバム『パーパス』のシングル「ソーリー」。 この曲のMVは音楽祭アメリカン・ミュージック・アワード(以下AMA)で最優秀動画賞に選ばれ、ジャスティンはほかにも、最優秀男性アーティスト賞・最優秀アルバム賞を受賞した。

2月:「ラヴ・ユアセルフ」ジャスティン・ビーバー

 2月の1位もジャスティンのアルバム『パーパス』から「ラヴ・ユアセルフ」が選ばれた。同シングルはNRJ音楽祭で海外最優秀ソング賞を受賞。ティーン・チョイス・アワードでも最優秀失恋ソング賞に選ばれた。

3月:「ワーク」リアーナ ft. ドレイク

 リアーナが約3年ぶりにリリースしたアルバム『アンチ』から「ワーク」が3月のNo.1に。同シングルはドレイクとのコラボ曲で、音楽祭BETアワードで最優秀コラボソング賞に選ばれ、音楽祭AMAではソウル・R&B部門で最優秀楽曲賞を受賞した。

4月:「ワーク」リアーナ ft. ドレイク

  3月に引き続きヒットしたシングル「ワーク」。リアーナとドレイクが親密に絡むセクシーなMVに注目が集まった。 プライベートでは交際経験があるリアーナとドレイク。コラボ曲をきっかけに復縁・破局説が再浮上し世間を沸かせた。

 

5月:「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」ジャスティン・ティンバーレイク

 5月は約3年ぶりにリリースしたジャスティン・ティンバーレイクの新曲が1位を獲得。映画『トロールズ(日本公開は未定)』のサウンドトラックにも起用された。

6月:「ワン・ダンス」ドレイク ft. ウィズキッド&カイラ

 ドレイクがナイジェリア出身ラッパーのウィズキッドと、フィリピン出身のR&Bシンガーカイラとコラボしたシングル「ワン・ダンス」が大ヒットし1位に。

7月:「ワン・ダンス」ドレイク ft. ウィズキッド&カイラ

 シングル曲「ワン・ダンス」の人気は7月も衰えずNo.1をキープ。音楽祭AMAではラップ・ヒップホップ部門で最優秀アルバム賞に選ばれた。

8月:「チープ・スリル」シーア ft. ショーン・ポール

 シーアとショーン・ポールがコラボした「チープ・スリル」が8月のヒット曲に。シーアは同シングルで初めて米シングルチャートの1位を獲得。

9月:「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ ft. ホールジーズ

 ザ・チェインスモーカーズがホールジーとコラボしたシングル曲「クローサー」が大ヒット。ザ・チェインスモーカーズは音楽祭AMAのEDM部門で最優秀アーティスト賞に選ばれた。

10月:「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ ft. ホールジーズ

 「クローサー」のMVは、YouTube視聴回数は9千万回を超える大ヒット。ザ・チェインスモーカーズの曲はフェスやクラブで必ずかかる定番ソングとなった。

11月:「ブラック・ビートルズ」レイ・シュリマー ft. グッチ・メイン

 全世界で流行している「マネキン・チャレンジ」のBGMとして注目を集めた「ブラック・ビートル」が初のNo.1を獲得。

12月:「ブラック・ビートルズ」レイ・シュリマー ft. グッチ・メイン

 引き続きチャート1位を維持しているレイ・シュリマーの「ブラック・ビートルズ」。「マネキン・チャレンジ」効果はいつまで続く?

 

 2016年の月別チャートで1位を獲得した曲数は8曲。その曲のほとんどがコラボ曲となっており、このうち4曲にドレイクが携わっていた。

 コラボせずにNo.1を獲得したアーティストはジャスティン・ビーバーとジャスティン・ティンバーレイクの「Wジャスティン」という面白い結果に。

 

 

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