11月6日にアメリカのケープコッドにある病院で生まれた双子が、とある理由からたくさんの人を混乱させている。
事の発端は、ケープコッドの病院がFacebookにアップした、
「本日の謎:サミュエルは先に産まれましたが、彼の弟のローナンの方が年上です。どうしてそんなことが起こったのでしょうか?」
という投稿。
その投稿によると、双子の赤ちゃんの1人であるサミュエルくんが11月6日の午前1時39分に誕生。その31分後にローナンくんが産まれたにもかかわらず、ローナンくんが産まれた時間は午前1時11分なのだという。
一体なぜこんなことが起こったのか?
答えは、サマータイム
その答えは、この日に「サマータイム」が終わったから。これはアメリカやカナダ、ヨーロッパなどで導入されている制度で、夏などの日照時間が長い期間に時計を1時間進めて、日光を有効に使って生活を送るというもの。
少しややこしい話ではあるけれど、なんとサミュエルくんが産まれた21分後の午前2時にサマータイムが終了。時計を午前2時から午前1時に戻すことになり、その10分後に生まれたローナンくんが誕生した時間が、午前1時10分になってしまったということ。
もしもサマータイムが終わっていなければ…
午前1時39分 サミュエルくん誕生
↓31分後
午前2時10分 ローナンくん誕生
サマータイムが終了した今回のケース
午前1時39分 サミュエルくん誕生
↓21分後
サマータイム終了で時計の針が午前1時に戻される
↓10分後
午前1時10分 ローナンくん誕生(サミュエルくん誕生から31分後)
「こんなことが起こったのは初めて」
病院のナースもこれにはびっくりで、「40年間ナースとして働いてきて、こんなことが起こったのは初めて」だとFacebookでコメント。
またサミュエルくんとローナンくんの母親も、「2人が(日をまたいで)別々の日に生まれるか、サマータイムの影響を受けるかもしれない」とは考えていたものの、まさか「時間のねじれ」のようなことが起こるとは思っていなかったと、メディアサイトBustleで語っている。
「サマータイム」と「双子」という2つの要素が組み合わさり起こった、まさかの出来事だった。