約1週間前にパリ・ファッションウィークでバレンチノのショーの最前列に座っていた女優のシェイリーン・ウッドリーが、米時間10月10日にノースダコタ州で逮捕された。
パイプライン建設に反対
シェイリーンはノースダコタ州で問題になっている石油パイプラインの建設に反対しており、現地での反対デモ中に不法侵入と反乱への参加の容疑で逮捕された。
逮捕時の様子をフェイスブックで生中継したシェイリーンは、「ジャケットをつかまれて(デモを)続けないよう命じられたわ。彼らは大きな銃やバトン、ジップタイ(※拘束用具)を持っていて、私を解放してくれないの」と語った。
警察署に連行されたシェイリーンは約5万円の罰金を払い釈放され、10月24日の出廷を命じられている。
石油会社と先住民が衝突
ノースダコタ州からイリノイ州へと石油を運ぶパイプラインを建設するこの工事。
この土地に暮らす先住民のスタンディング・ロック・スー族が先祖から伝わる土地の文化的価値の破壊と、パイプラインが環境に与える大打撃を理由に工事に反対しており、シェイリーンは以前から各地のデモ活動に出向いてスー族を支援している。