「業界引退」という言葉が何かと話題になっている2017年。ハリウッドにも人気スターの引退はあるが、日本とは少し事情が違う。

 

引退できない!?ハリウッドの引退事情

 ハリウッドで引退を発表した時に覚えておかないといけないのが、ハリウッドセレブに「完全なる引退はない」ということ。

 世界一パパラッチの数が多いアメリカでは引退した後もパパラッチされる可能性はあり、メディアがその写真を掲載するのも自由。一度表舞台に立てば「一般人になったからやめてください」という考えは通用しない。

 唯一の対抗手段となるのが、パパラッチが多くいるロサンゼルスとニューヨークから遠く離れた田舎に引っ越すこと。その土地までの交通・宿泊費と写真の販売額を天秤にかけて割りに合わなければパパラッチは来ない、ということ。

 ただ例えばアンジェリーナ・ジョリーのように道を歩いている写真でも高額で売れる超大物セレブになるとどこに引っ越してもパパラッチは追ってくるため、フランスなどパパラッチに対する規制が厳しい国外に行くしかない。

 

引退してもオファーはバンバンくる

 さらに引退を宣言しても、作品出演のオファーは止まらない。

 とくに人気絶頂の時に業界を去ったセレブが復活とあれば話題を集めるため、映画やテレビ会社などにとっては是非手に入れたい人材。

 例えば、オードリー・ヘプバーンやベティ・デイヴィスと並び往年のハリウッド映画を代表する女優のひとりとして活躍しながら35歳という若さで業界を去ったグレタ・ガルボにも、引退後に数多くの大作への出演オファーが舞い込んでいた。

 そのため、ハリウッドでは引退しても再び表舞台に戻ってくるセレブは多い。魅力的な作品をオファーされたり、断りにくい額のギャラを提示されたり、つねに引退の決意を揺るがす理由を提示されているのだ。

 

ハリウッドを引退したセレブたち

 自分の意志でハリウッドの第一線から退いたセレブたちをご紹介。

 

ジョシュ・ハートネット

ジョシュ・ハートネット 業界引退したセレブたち

映画『パール・ハーバー』の記録的ヒットで「次世代トップ男優のひとり」とまで言われたジョシュ・ハートネット。その後は『スパイダーマン』『スーパーマン』など立て続けに大作のオファーを受けたものの、それらすべてを蹴って地元のミネソタ州に帰郷。現在は小規模な映画での俳優活動を続けており、当時のことを「(ハリウッドで)疑心暗鬼になってしまっていたから、ミネソタに帰って昔の友達と再会したよ。短期間ではあったけど、高校時代の彼女との恋も再熱したんだ」と2014年にDetails誌で振り返っている。

 

グレタ・ガルボ

グレタ・ガルボ 業界引退したセレブたち

前出の女優グレタ・ガルボは、アカデミー賞主演女優賞に3回もノミネートされた有望なキャリアを35歳の時に突然手放して映画界を引退。その後も映画のオファーはあったものの、数作を残してすべて断り、承諾した作品も後に降板している。グレタは1990年に84歳で亡くなる前に自伝作家のスヴェン・ブロマンに「ハリウッドに疲れたの。自分の仕事が好きじゃなかった。力を振り絞ってスタジオに行くことが多かったわ。とにかく私は、別の人生を生きたかったの」と語っている。

 

ローリン・ヒル

ローリン・ヒル 業界引退したセレブたち

1999年にデビューアルバムでグラミー賞5冠に輝いて次世代のスターと言われたローリン・ヒルは、突然の名声に慣れることができず、翌年に表舞台から姿を消した。数年後に活動を再スタートさせてからはライブやツアー中心に活動しているが、20年近く経った今でもフルアルバムのリリースはない。

 

デイヴ・シャペル

デイヴ・シャペル 業界引退したセレブたち

人気絶頂のお笑い芸人が突然の引退を発表。そんな衝撃をアメリカ社会に与えたのが、コメディアンのデイヴ・シャペル。主演コメディ番組『シャペル・ショー』が大絶賛されてゆくゆくはアメリカを代表するコメディ俳優または名司会者になると思われていたが、人気絶頂のさなか、50億円以上と言われるギャラを断り番組を降板。家族でオハイオ州に移住した。2013年にコメディツアーをおこない、2015年には13年ぶりの映画出演を行うなど、最近は少しずつだが表舞台に姿を現している。

 

ヒュー・グラント

ヒュー・グラント 業界引退したセレブたち

あまり知られていないけれど、ロマコメ界の帝王ヒュー・グラントも「俳優引退」を認めている。映画の撮影中に突然パニックに陥ることが増えていたため主演級の作品からは手を引くことを決め、シリーズ映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の3作目への出演も辞退。ただ昨年は大女優メリル・ストリープと共演してみたいという理由で、映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』に出演した。

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