ハロウィンのデコレーションで最もポピュラーなのが、かぼちゃを使ったデコレーション。海外では、昔から中身をくり抜いてランタンにしたり表面にペイントを施したりして玄関先に飾るのが伝統のこのパンプキンの色といえば、秋らしいオレンジ。
ところが、今年はちょっと違ったカラーが登場して注目を集めている。
画像: 今年のハロウィン・デコレーションに異変!「青いパンプキン」が意味するものとは?

 従来のオレンジのパンプキンに混ざって、今年、アメリカやカナダの家庭の玄関先に並んでいるのは、鮮やかなティール・ブルーのパンプキン。

画像: Ⓒjustadoctorgirl

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画像: Ⓒno_dairyno_limits

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画像: Ⓒgood_karma_foods

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子供の食の安全を守るための目印

 これは、食物アレルギーに関する研究・教育を目的としたアメリカの非営利団体「FARE」がスタートした「Teal Pumpkin Project(ティール・パンプキン・プロジェクト)」と呼ばれる運動の一環。

画像: Ⓒthecelebrationshoppe

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 この青いパンプキンを玄関先に置くことで、子供たちがトリック・オア・トリート(※)で近所におやつを貰いに歩く際、「アレルギーを引き起こす恐れのあるおやつは配っていない」という目印になるという仕組み。

※仮装をした子供たちが「トリック・オア・トリート!(おやつをくれないとイタズラしちゃうぞ!)」と近所の家を巡るハロウィンの伝統行事。各家庭では、キャンディやチョコレート、クッキーなどを用意するのが習わし。

  アレルギー発作をを起こす恐れがあるナッツ類や小麦(グルテン)、乳製品、卵などを使ったお菓子の代わりに用意されるのは、それらを含まない安全なおやつや、ちょっとした玩具など。

画像: 食べもの以外のミニギフトのアイディア集。シールやシャボン玉、鉛筆、指人形など小さな子供が喜びそうなものを代わりに用意する家庭も増えている。 ⒸTealPumpkin.org

食べもの以外のミニギフトのアイディア集。シールやシャボン玉、鉛筆、指人形など小さな子供が喜びそうなものを代わりに用意する家庭も増えている。
ⒸTealPumpkin.org

 現在、何らかの食物アレルギーを持つ子供が13人に1人の割合で居るというアメリカで、子供たちの食のを守るために始まったこの試みは、世界中で猛スピードで拡大中。

 近い将来、「ハロウィンのかぼちゃといえばオレンジ」という概念は無くなるかも?

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