過激なパフォーマンスや発言で世間を騒がせる一方、LGBTコミュニティや若者の貧困をサポートするチャリティ活動に熱心なことで知られるシンガーのマイリー・サイラスが「もう二度とレッドカーペットには立ちたくない」と宣言した。

マイリー・サイラス Miley Cyrus The Voice

 華やかなセレブ界を象徴するしきたりでもあるアワードやイベント前のレッドカーペット。マイリーがこのレッドカーペットへの参加を拒否すると発言したのには、ある理由が。

 最近行われた米Elle誌とのインタビューで彼女はこう語った。

去年『ア・ベリー・マーレイ・クリスマス』(※)のプレミアでレッドカーペットを歩いたけど、もう二度とやりたくない。だって、「世界には飢えで苦しんでいる人たちがたくさん居るっていうのに、私は赤いカーペットの上で一体何してるんだろう?」って思っちゃうんだもの。

私が“重要な人物”だから? “有名”だから? それって何だか違うなって思うし、性に合わないわ。何だか茶番みたい。映画の『ズーランダー』みたいよね。

※映像ストリーミングサービスのNetflixで放送された俳優のビル・マーレイ司会のクリスマス特別番組。

  映画『ズーランダー』は超ナルシストの男性モデルを主人公に、世間から注目を浴びるセレブ界の裏側を大袈裟にコメディタッチで描いたヒット映画。マイリーはこの映画を引き合いに出し、外見だけを美しく取り繕ってレッドカーペット上で笑顔を振りまくよりも、自分にはもっと大切にしたいことがあると言いたかったよう。

マイリー・サイラス Miley Cyruis レッドカーペット フロントロウ編集部が確認したところ、チャリティ関連イベント以外でマイリーがレッドカーペットに登場したのは、確かに昨年12月の『ア・ベリー・マーレイ・クリスマス』が最後だった。

 

 さらに同インタビュー内でマイリーは、ときどき自分がセレブであることを恥ずかしく思うことがあるとも発言。

しばらくの間、罪の意識から夜も眠れなくなっていた時期があったわ。ストレスで体中に蕁麻疹が出たこともあった。今だって、(世界には水不足の国がたくさんあるのに)ウォーキング中に水をこぼしてしまっただけでも自分がすごく酷いヤツのような気がするし、「今、この瞬間にも性的奴隷として人身売買されている子供たちがいるのに、私はなんでウォーキングなんてしてるいるんだろう」って思うこともあるの。

マイリー・サイラス Miley Cyrus LGBT スピーチ 昨年はLGBTコミュニティへの支援活動を評価され功労賞を受賞したマイリー。熱のこもったスピーチを繰り広げた。

 正義感が強いばかりに、世界で起こっている悲劇に対して何もできないことに強い罪悪感を感じてしまうというマイリー。

 体に症状が出るほど悩まされるのは、少し心配だけれど、この人一倍強い正義感が彼女がチャリティ活動に熱心な真の理由のよう。

 今回の宣言から見るに、今後しばらくのあいだ、レッドカーペット上でマイリーの姿を見ることは無さそうだ。

Text: FRONTROW(フロントロウ編集部)/Ayumi Nakazawa Photo: アフロ,ニュースコム,Instagram/ Miley Cyrus

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