先月、恋人でSNSアプリ「スナップチャット」の創設者のエヴァン・スピーゲルと婚約したモデルのミランダ・カーが、これまでに彼から贈られたプレゼントの中で一番嬉しかったものを明かした。
答えは、もちろん推定価格800万円～1000万円（7,5000～100,000ドル）と言われる大粒ダイヤの婚約指輪かと思いきや、ミランダが挙げたのは、もっと実用的なアイテム。
それは、空気中の湿気を取り込んで飲料水に変えることができるという革新的なマシーン『Skywater300（スカイウォーター300）』。
空気中から取り込んだ水分を浄化・ろ過して、1日あたり約1100リットルの飲料水を作り出すことができる、まるで未来から来たような画期的な設備。
ミランダが、以前息子のフリン君と暮らしていたカリフォルニアのマリブ地区にある自宅が「乾燥しすぎている」と悩んでいる姿を見たエヴァンが、ある日プレゼントしてくれたものだという。
このマシーン1台で、飲み水やシャワーから植物用のかんがい用水、日本庭園風にデザインされたミランダお気に入りの池の水まで、家全体で使う水を供給することができる。深刻な水不足に悩まされているカリフォルニア州では特に重宝するマシーンだ。
地球にやさしいエコなライフスタイルを推進しているミランダのことをよく理解しているエヴァンだからこそできた贈り物。ギフト選びに知性を感じる。
ミランダは「家を買ったばかりのときは、植物もあまり無くて味気なかったけど、このマシーンのおかげで緑が溢れる庭になったわ。私がどれだけ自然を愛してるかっていうことを知っている彼らしい思いやりが詰まった贈り物だと思ったの」と、このマシーンを一番に選んだ理由を米ハーパーズバザー誌に語った。
フロントロウ編集部の調べでは、Skywater300の販売価格は約160万円（160,000ドル）。総資産約2,250億円（21億ドル）とも言われる億万長者のエヴァンにとっては大きな出費ではないが、ミランダにしてみれば、豪華な宝石や高級車を贈られるよりもよっぽど嬉しかったに違いない。
