シンガーのビヨンセやセレーナ・ゴメスに続き、今週、元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクとジャスティン・ビーバーが立て続けに公式グッズの販売サイトをオープン。
フロントロウ編集部が、音楽界での新たなブームに迫る。
ファン目線からファッション目線に変化
これまでのグッズは、ツアーに来るファンを意識したデザインが主流だった。しかし最近のグッズは、そういったアイドル路線からファッション路線へと変化している。
ファッションの一部としてデザインされたグッズはより広い層に受け入れられるようになり、そこにビジネスチャンスを見出したアーティストたちが、次々とトレンドを意識したデザインを取り入れているのだ。
日本時間の昨日(6月30日)オンラインサイトで販売をスタートさせたゼインは、本格的なルックブックまで用意する手の込みようで、さながらファッションラインのような扱いでグッズを提案している。
おしゃれグッズが売れている理由
近年アーティストのツアーグッズがファッションの一部として売れているのは、ずばり、セレブ本人たちが流行らせているから。
最近はアーティスト本人やそのセレブ友達がグッズを身に着けて外出することが増えていて、そんな彼らの写真がきっかけで、「グッズ=おしゃれ」という考え方が世間で拡大。
フロントロウ編集部でも、ゼインの恋人でありトップモデルのジジ・ハディッドがゼインのグッズをたびたび身に着けていることをすでにお伝えしている。
ブランド力と影響力の両方を持つアーティストたちが、自身のブランドを自身の影響力でトレンド化させているのだ。
ちなみにこのおしゃれツアーグッズブームの火付け役は、じつは、前回のツアーグッズが「おしゃれ」としてセレブの間でヒットした、ラッパーのカニエ・ウェスト。彼は8月からスタートする新ツアー「セイント・パブロ・ツアー」のグッズをすでにオンラインで販売すると予告していて、すでに多くのセレブが着用しているので、今回もヒットとなる予感。
オリジナルのファッションラインを立ち上げるほど大ごとでないながら、自分の洋服が販売できるうえ、しかも売れるとあって、今後ブームはどんどん広がっていきそう。