ケシャは現在、自身のプロデューサーであるドクター・ルークから受けてきた性的暴行・精神的な虐待を理由に、彼のレーベルとの契約解除を求める訴訟の最中。そのため、ここ数年は音楽活動が制限されてきたが、そんななかでついに来月、ツアーを開始することとなった。
「ケシャ・アンド・ザ・クリーピーズ:ファック・ザ・ワールド・ツアー」と名付けられたケシャの新しいツアーは、8月9日のオハイオ州クリーヴランドでの公演を皮切りに、ピッツバーグ、グランドラピッズなどアメリカの都市で全7公演行われる予定となっている。
新しいツアーに関して、ケシャは自身のSNSで「最高にクレイジーなツアーになるわ。私が演奏したことのない曲や、今後二度と演奏しないものをやる予定」と語っていて、ツアーでは過去にリリースした曲や、ケシャの好きなアーティストのお気に入りの曲を作り直して演奏する予定だという。
さらに「私は音楽を作り、パフォーマンスすることで元気になるの。太陽にあたらない花のように、音楽制作やパフォーマンスが出来なければ私の魂はゆっくりと死んでいってしまうの」と、ケシャにとって音楽やライブがどれだけ重要なことかを訴えた。
2009年にデビューしてから、最優秀新人賞などを数多く受賞し、着々とキャリアを築いていたケシャ。不運にも活動開始から数年でトラブルに見舞われてしまったけれど、少しずつながらも、自身のキャリア再建に向けて動き出している。