リース・ウィザースプーンとニコール・キッドマンが主演する話題沸騰中のドラマ『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』。このドラマに隠された、女性の活躍を後押しするメッセージとは?

リース×ニコールがドラマ化に奔走

 全7話のミステリードラマ『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』は、リース・ウィザースプーンとニコール・キッドマンという2人のアカデミー賞受賞女優が主演を務めるドラマ。

 原作であるベストセラー小説『BIG LITTLE LIES』(邦訳『ささやかで大きな嘘』創元推理文庫より発売中)を読んだリースがドラマ化を熱望し、10代の頃からの親友であるニコールに共同プロデュースをお願い。

 小説を読破したニコールが自らオーストラリア在住の作者リアーン・モリアーティのもとに向かい、作者を口説き落とすことに成功し、ドラマ化が決まった。

オスカー女優のドラマW主演は異例

 ハリウッドにおいて、最もステータスが高いのは映画スター。

 じっくりと時間をかけてこだわりの作品をつくり数十億円のギャラが舞い込む映画スターは、ギャラ、待遇、ステータスなど、すべてにおいて格上に扱われる。

 そのため、第一線で活躍している映画界の大物がテレビドラマに連続出演することは少なく、オスカー女優がダブル主演する『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』はまさに異例作。

 最初に制作に乗り出したリースには、映画とテレビの壁を超えてまで出演したい理由があった。

女性による女性のドラマ

 『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』はまったくタイプの違う5人の女性が主人公。それぞれが抱える秘密や悩みを追いながら、ドラマを通して、女性の強さや結束力が描かれている。

 ハリウッドでは女性キャラクターが過半数を占める作品はわずか6%以下で、『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』はこの”常識”を打ち破る作品。

男性ばかりの現場で女性は私だけって状況が多すぎるのよーリース・ウィザースプーン、ハリウッドの現状を語って

 主演のリースは女性をメインにした作品がなかなか増えないハリウッドにおいて、女性主導の作品を自らプロデュース・制作しており、主人公の女性が浮気夫と対峙した映画『ゴーン・ガール』、ある女性の旅を追った映画『わたしに会うまでの1600キロ』をプロデュースしてヒットさせている。

画像1: 女性による女性のドラマ

 『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』はそんなリースが手掛ける、女性による女性のドラマ。

 こういった作品が増えることが社会に与えるインパクトは大きく、大きな秘密を隠す美人妻セレステ役を演じるニコールは、「5人の女性がプロジェクトを主導するのはよくある光景じゃないけど、よくあるべきなのよ」とコメント

5人の女性がプロジェクトを主導するのはよくある光景じゃないけど、よくあるべきなのよ―ニコール・キッドマン、『ビッグ・リトル・ライズ』について

画像2: 女性による女性のドラマ

 周囲に好意をもってもらえないエリートママのレナータ役を演じるローラ・ダーンは、自身の役が抱える怒りについて「(怒りは)女性がすごく共感できることだと思うの。職場だろうと家庭だろうと、女性は無視され続けてきた長年の怒りが溜まっているから」と語っている。

 女性による女性のドラマ『ビッグ・リトル・ライズ~セレブの憂うつ~』はスターチャンネル独占でTV初放送。6月2日(金)夜11:00~レギュラー放送が始まり、この日放送される第一話は特別に無料放送される。

画像3: 女性による女性のドラマ

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