Photo:スプラッシュ/アフロ、Instagram/Tess Holiday, Twitter/Kyle Buchanan
 映画『キック・アス』のクロエ・モレッツが声優を務めるアニメ映画のポスターに「体形差別」だと批判が殺到。クロエが謝罪する事態となっている。

太っている=醜いではない

 問題となっているのは、女優のクロエ・モレッツが声優を務めているアニメ映画『レッド・シューズ・アンド・ザ・セブン・ドワーフス』。呪いによって小人に変えられてしまったお姫さまが、呪いを解いてくれる「赤い靴」を探し求めるという物語。

画像1: 太っている=醜いではない

 そんな映画のポスターが公開されたのだが、その内容が女性への「体形差別」だとして批判を受けている。

 そのポスターと、問題となっている文章がこちら。

画像2: 太っている=醜いではない

「もし白雪姫がもう美しくなく、そして7人の小人たちが小さくなかったら?」

 この広告コピーには、一般の人々だけでなく、ぽっちゃりモデルとして活躍するテス・ホリデーもSNSで怒りの声を上げている。

画像3: 太っている=醜いではない

 「どうやったらこんな広告がマーケティング・チームからの承認を得られるの? どうして、幼い子供たちに太っていること=醜いと伝えることが許されるの?」

クロエも謝罪

 この批判を受け、「白雪姫」役の声優を務めたクロエは、ツイッターでこうコメント。

画像: クロエも謝罪

「他の人と同じように、(このポスターに)私もがく然としているし、怒っているわ。この広告は、私や私のチームは承認していないものよ」
「映画のプロデューサーたちにこのことを知らせたわ。私は自分の声を、素晴らしい脚本に貸したのよ。みんなが映画全体を見てくれることを願うわ」
「実際の物語は、若い女性にとってパワフルなもので、私も共感できるものなの。不快な思いをさせてごめんなさい。あの広告は、私のコントロールを超えたものなの」

 また、映画のプロデューサーもCNNに謝罪のコメントを発表。映画の内容はあくまで、「外見的な美しさ」ではなく「内面的な美しさ」を訴えるものであり、今回の広告は正反対のメッセージを伝えるものになってしまったこと、また今回の件に気付かせてくれた批判のコメントに対し、感謝していると語った。

 韓国制作のアニメ映画『レッド・シューズ・アンド・ザ・セブン・ドワーフス』は、2017年に韓国で公開予定。その他の国や地域に関しては現在未定となっている。

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