アメリカのディズニーランドが、人気アトラクション「カリブの海賊」の一部設定を変更することを発表した。

花嫁を売買するシーンが性差別的と批判

 米ディズニーランド・リゾートの広報が、カリフォルニアのディズニーランドにある人気アトラクション「カリブの海賊」から、女性がオークションにかけられるシーンをカットする考えを明らかにした。

 「オークション 娘を買って花嫁に」という横断幕とともに、ロープでつながれた村の女性たちが海賊を相手にオークションにかけられる同シーン。アトラクションをよく知る人にはおなじみのシーンだが、「女性を売る」という行為が以前から「性差別的だ」との批判を受けていた。

画像: ©serflosangeles

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 今回の変更で、囚われの身となった女性たちは解放され、横断幕の文字は「戦利品オークション」へと変えられるという。またカリフォルニアのディズニーランドだけでなく、フロリダとパリにある「カリブの海賊」でも同様の変更が行われる予定。

画像: 花嫁を売買するシーンが性差別的と批判

 ただし、赤毛の女性はファンからの人気が高いため、海賊という設定で残すことが決まっているとか。

 実は「カリブの海賊」のアトラクション内で変更があったのは、今回が初めてではない。過去にも同じく性差別的という理由で、海賊が村の女性を追いかけ回すシーンに手が加えられたことがある。このシーンでは、女性に食事がのったおぼんを持たせることで、女性を性的対象としてではなく、ただ単に食事が欲しくて追い回しているという設定に変えられた。

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