セレブも絶賛するドラマ『GIRLS®/ガールズ』のファイナルシーズンの放送が、7月19日(水)23時から日本でスタートする。『GIRLS/ガールズ』が全6シーズンを通して女性やハリウッドに与えた影響とは?

①「女性の描き方」を変えて、フェミニズム旋風を後押し

 欧米を中心に新しいフェミニズム旋風が起きているなか、テレビにおける女性の描き方を変えた『GIRLS/ガールズ』がそのムーブメントに与えた影響は大きい。

画像: 『GIRLS/ガールズ』は、NY在住の4人の20代こじらせ女子が主人公

『GIRLS/ガールズ』は、NY在住の4人の20代こじらせ女子が主人公

 『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ゴシップガール』など都会の女子を中心としたドラマならば、これまでは「おしゃれ」がメインキーワードだったけれど、『GIRLS/ガールズ』では、テレビ業界ではタブーだった女性の描き方にこだわった。

 例えば恋愛面では、「次々と登場するイケメンとの恋愛」のような現実離れした設定は一切なく、ダメンズとの上手くいかなすぎる関係が連続。主人公のレナ・ダナムもハリウッドタイプとは言えないヌードを披露し、体を張って「本当にいる女子」をそのままスクリーンに持ってきている。

画像: 主人公ハンナ役を演じたレナ・ダナムは脚本と監督も担当

主人公ハンナ役を演じたレナ・ダナムは脚本と監督も担当

画像: アダム役を演じたアダム・ドライバー(左)は同作でブレイクした後、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に抜擢された(写真はシーズン1より)

アダム役を演じたアダム・ドライバー(左)は同作でブレイクした後、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に抜擢された(写真はシーズン1より)

 ボディイメージやストリートハラスメントといった、女性の問題の描き方でも『GIRLS/ガールズ』は新しい。従来のガールズドラマでは1~2話の単発のテーマとして扱われることが多かったけれど、『GIRLS/ガールズ』ではシリーズを通して扱い、こういった問題が女性にとってデイリーに経験することなのだと訴えた。

 さらに『GIRLS/ガールズ』は世間でタブー視されることにも果敢に挑んでおり、例えば、シーズン1で自由奔放なジェッサ役が性病にかかったことについて「All adventurous women do(冒険家な女性はみんなそう)」と言い放ったセリフには、世間で恥とされることにも動じない『GIRLS/ガールズ』らしさがあふれている。このセリフは欧米ファンの間ではタトゥーとして入れる人がいるほど、アイコニックなフレーズとして人気を博している。

画像: ジェッサ役のジェマイマ・カークはレナの同級生で、『セックス・アンド・ザ・シティ』に多くの衣装提供をしていたヴィンテージショップ、ジェミノラ経営者の娘

ジェッサ役のジェマイマ・カークはレナの同級生で、『セックス・アンド・ザ・シティ』に多くの衣装提供をしていたヴィンテージショップ、ジェミノラ経営者の娘


②SNSでの影響力がハンパない!

 『GIRLS/ガールズ』が他に類を見ないドラマとしての存在感を示したのが、ソーシャルメディア上(SNS)での拡散力にある。

 ゴールデン・グローブ賞を受賞したシーズン1第一話の全米放送時には、20万人以上がSNSでドラマの話題を投稿(Trendrr調べ)。第一話は約87万人に視聴されたため、じつに視聴者の4人に1人がSNSで『GIRLS/ガールズ』の話題を投稿していたことになる。

画像: 2013年のゴールデン・グローブ賞でテレビ/ミュージカル・コメディ部門作品賞を受賞

2013年のゴールデン・グローブ賞でテレビ/ミュージカル・コメディ部門作品賞を受賞

 『GIRLS/ガールズ』の圧倒的な拡散力はシーズンを追っても続く。
 
 コメディ番組『フレンズ』のリサ・クロドーをはじめとしたセレブリティも多くツイートしたファイナルシーズン最終話は、ツイッターのワールドトレンド1位を獲得。

『ガールズ』のフィナーレは本当に素晴らしかった。レナ・ダナムも本当に素晴らしいわーコメディ番組『フレンズ』でフィービー役を演じたリサ・クドローのツイートより

ワオ...『ガールズ(ファイナルシーズン第一話)』は最高だった。レナ・ダナムがまたやってくれたって感じ。新しいシーズンがカムバックして本当にワクワクしてるードラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のアシュレイ・ベンソン、ファイナルシーズン第1話放送の夜にツイートして

 最終話放送までの90日間ではSNSで累計1,000万以上のインスタンスを獲得(ListenFirst Media調べ・米Forbes発表)。同じく今年最大級の話題作で、視聴率が倍以上あった(※)『ビッグ・リトル・ライズ』のSNSインスタンスが約27万だったことを考えると、『GIRLS/ガールズ』の拡散力のすごささが分かる。
※リアルタイムで視聴した人と、DVRで録画してその日のうちに観た人のみの視聴率。


③ミレニアル世代を巻き込み本音を世界に伝えた、イマドキドラマ

 『GIRLS/ガールズ』のそんな拡散力を支えたのは、ミレニアル世代(※1980年~2000年代生まれ)。

 ミレニアル世代であるレナ・ダナムが指揮した『GIRLS/ガールズ』は、PRアピールをミレニアル世代に集中。

 この世代に人気のミーム(※)を駆使したSNSキャンペーンの展開や、次世代トレンドの登竜門として人気のカルチャーイベントSXSWでドラマをお披露目するなど、若い世代の目線でマーケティングを展開したところ、テレビ離れが叫ばれる彼らを取り込むことに成功。
※インターネット上で模倣的に拡散するコンテンツ。近年はキャプション付き画像や動画が主流。

画像: キャリア、恋愛、人生。『GIRLS/ガールズ』はレナや彼女の友人たちの実体験がベースになっている

キャリア、恋愛、人生。『GIRLS/ガールズ』はレナや彼女の友人たちの実体験がベースになっている

画像: アンドリュー・ラネルズやゾーシャ・マメットなど、メインキャストの多くがミレニアル世代

アンドリュー・ラネルズやゾーシャ・マメットなど、メインキャストの多くがミレニアル世代

 そんな若者たちからの後押しを受けて、『GIRLS/ガールズ』はミレニアル世代の本音を代弁。親世代が同年代だった時よりも収入20%減という経済のなかで「自立していない」と批判されることもあるミレニアル世代の不満や悩みを描いている。

 『GIRLS/ガールズ』はミレニアル世代の、ミレニアル世代による、ミレニアル世代のためのドラマを作り、テレビ界でもっとも拡散されるドラマとして若者の本音を世界に発信している。


ファイナルシーズンが7月19日より放送

 そんな『GIRLS/ガールズ』のファイナルシーズンが、ついに日本でも7月19日(水)からスターチャンネルにて放送される。

 7月19日(水)23:00からのファイナルシーズン第1話の初回は無料放送となっているので、公式サイトより詳細をチェックして。

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