この夏撮影開始予定の実写版『アラジン』のキャスティングが難航していると米メディアが報じている。

主役とヒロインが決まらない

 日本でも多くのファンを持つ、ディズニーの名作アニメ『アラジン』(1993年公開)。現在制作が進められている同作の実写版の監督を務めるガイ・リッチー率いる製作陣が、キャスティングにかなり手こずっていると米メディアのザ・ハリウッド・リポーターが報じている。

 今月(7月)、イギリスでの撮影開始を目標にしていた同作だが、物語の主人公であるアラジンと、その相手役となるヒロインのジャスミンの配役がなんとまだ決まっていないという。

 その理由とは、物語の舞台となる中東の国に合わせて、出演者も中東系もしくはインド系の俳優や女優をキャスティングしようとしているものの、応募要項を満たす人材が見つからないため。

画像: アラジン役とジャスミン役のオーディション募集要項。

アラジン役とジャスミン役のオーディション募集要項。

 今年初旬にアナウンスされたアラジン役とジャスミン役のオーディションの応募要項には、中東系かインド系の人種でなくてはならないという規定こそないものの、「登場するキャラクターは中東系」との記載があり、さらに年齢は18歳~25歳、歌唱力とダンスの経験が必要とされている。

 これまでに2,000人近くもの俳優&女優がオーディションを受けたものの、製作陣がGOサインを出せるキャスティングには辿り着けていないという。 

  

候補に挙がったのはこの人たち

 現在までにアラジン役とジャスミン役の候補に挙がった役者たちの中には、すでにヒット作に出演している有名俳優や人気シンガー、そしてまだ無名の新人たちも。

 ディズニー側からアラジン役に名前が挙がったのは、映画『スラムドッグ$ミリオネア』のインド系イギリス人俳優のデーヴ・パテル、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演した俳優兼ラッパーのリズ・アーメッド。

画像: 左からデーヴ・パテル、リズ・アーメッド。

左からデーヴ・パテル、リズ・アーメッド。

 そして、オランダで活躍する俳優のアシュラフ・クーテット、カナダ人俳優のミーナ・マスード、アメリカジョージ・コストゥロスらのブレイク前の若手俳優も候補に挙がったという。

画像: 左からアシュラフ・クーテット、ミーナ・マスード、ジョージ・コストゥロス。

左からアシュラフ・クーテット、ミーナ・マスード、ジョージ・コストゥロス。

 ジャスミン役には、これまで、今月日本でも公開となる映画『パワーレンジャー』に出演している若手女優のナオミ・スコットのほか、イギリスのガールズグループ、リトル・ミックスのメンバーのジェイド・サールウォール、インド人女優のサラ・スータリアなどの名前が。アラジン役の配役が決まり次第、相性をみてさらに検討されることとなる。

画像: 左からナオミ・スコット、ジェイド・サールウォール、サラ・スータリア。

左からナオミ・スコット、ジェイド・サールウォール、サラ・スータリア。

   

「ホワイトウォッシュ」への反感を気にして?

 同作のキャスティングがここまで難航しているのは、昨今ハリウッドで問題となっている「ホワイトウォッシュ」(※)を気にしてのこと。

※非白人のキャラクターを白人の俳優が演じることで、さまざまな人種の俳優が数多く活躍する現代において、キャラクターを白人化するのは人種差別的な行為だとして批判が上がっている。

 先月、悪役のジャファーにイギリス人俳優のトム・ハーディーの起用が検討されていると報じられた際にも世間からブーイングが起こったほどで、主役&ヒロインの配役となれば、なんとしても観客が納得するキャストを選ばなければと製作陣はかなり敏感になっているようす。

 今のところ同作には、大物俳優のウィル・スミスがランプの妖精ジーニー役出演することが決まっているが、撮影開始時期が押してしまったこともあり、今後の制作への影響が懸念されている。

This article is a sponsored article by
''.