エーラス・ダンロス症候群という難病を抱える26歳のサラ・ゴーツは、葛藤などを乗り越え現在はモデルとして活動中。そんなサラが世の中に伝えたい「真の美しさ」とは?

サラが抱える病気とは

 10歳の時からサラが抱えている病気は、エーラス・ダンロス症候群(EDS)という皮膚の病気。皮膚を形成するコラーゲンの異常から、皮膚や関節が伸びやすくなったり、出血しやすなったり、皮膚がもろくなったりと症状は人によって違う。サラの場合は、顔だけでなく全身の皮膚がたるんでしまう症状で出ている。

画像: サラが抱える病気とは

小さい頃は葛藤の日々

 サラは、インスタグラムで日々の生活やヌードまでもオープンにアップしている。今では、インスタグラムで自信に満ちあふれた姿をアップしているサラだけれど、肌がたるんでいるために、実年齢の26歳よりも老けて見られるため、ここまで公に自分の姿をさらけ出すまでにはかなり時間がかかったそう。

画像: 小さい頃は葛藤の日々

 医療系ウェブサイトThe Mightyにサラが書いたエッセイでは、「つねに不安に思っている気持ちが、自信のなさに繋がっていたのだと思う。さらにそれが、周りの人との関係にも悪い影響を与えてしまっていた」と振り返った。

自分を隠すのをやめてモデルに

 けれど、サラは自己嫌悪していた時期を乗り越え、ファッション界や美容界での「美」の概念を広げるためにモデルを始めた。EDSを抱えながらもモデルとして活動しているのはサラが初。

画像: 自分を隠すのをやめてモデルに

 モデルの仕事を通じて、サラは現代社会が求めている「完璧さ」について話した。

社会がつくる「完璧」という見えない壁を壊したい。人生、仕事、社会的や個人的な交流、全てにかんして、無意識に完璧でなければいけないと伝えてくる壁を

細くなれば幸せになれる。これを買えば幸せになれる。本当に?完璧でないことが、私たちを完璧にしてくれて、そこにこそ真の美しさはあるの。忘れないでほしいのは、自分の体を愛して、自分自身を愛し、自分の体、自分自身に優しくあること

「完璧さ」を求められる今の世の中で、完璧である必要はどこにもないし、完璧でないことこそが真の美しさだと話すサラは、SNSを通してポジティブなボディイメージを発信し続けている。

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