アメリカの大学に通う学生が、元カノから送られてきた謝罪の手紙を採点し、それをSNSにアップして停学処分される。

 セントラルフロリダ大学に通うニック・ラッツは、今年の始めに自分から別れた彼女から浮気をしてしまったことの謝罪の手紙が届き、その手紙をまるで先生が生徒の論文をチェックするかのように、採点するという行為に。

画像1: 元カノの謝罪文を採点してSNSにアップした学生が停学処分

 最初の冒頭を「長すぎる」と指摘したり、彼女が「私は妥協もしてきた」と書いてある部分には「俺はしない」とメモしたり、「もうちょっと詳しく」などと彼女の4ページにも及ぶ手紙を細かくチェック。さらに最後には「D-」と低い評価を下した。

画像2: 元カノの謝罪文を採点してSNSにアップした学生が停学処分

 そこには「冒頭が長い、結論が短い、強い仮説だけど、すべてを紐づけるものが何もない。細かな詳細は大切。もし信じてほしかったら、証拠を見せろ」などと書いてある。これをニックは自身のSNSにアップ。なんと12万以上のリツイートがされ全世界に拡散されてしまった。

 ここで知った彼女は、自分の誠意を込めて書いた謝罪の手紙が採点までされて、全世界に公開されたことに傷ついた彼女は彼の大学へ報告。結果彼は、2学期分の停学処分という結果に。

画像3: 元カノの謝罪文を採点してSNSにアップした学生が停学処分

 さらに、停学処分が終わっても卒業まで保護観察がつけられ、彼の行動が他の人にどのような影響を与えたのかのプレゼンテーションと論文を書くことも義務づけられた。

しかし、学校が停学を取り下げ

 しかし、この停学処分に納得できなかったニックは、弁護士を立てて大学に抗議。弁護士は「今回のことで、人を傷つけるようなことはありませんでした。彼が彼女のことをバカにしていたことは明らかですが、それが組織の美というものです」とコメント。

 結果、大学は停学処分を取り下げ。ニックは「長い過程を経て、控訴が通ったこと発表できて嬉しく思う。僕に対しる告訴はすべて撤回されたよ! みんなありがとう!」と喜びのコメントをツイートした。

 一連の騒動は終わったけれど、彼のこの謝罪の手紙をアップしたツイートに対して、「私とデートして!」という予想外の反応が多い中、「いくら彼女が浮気したとしても世の中に晒すなんて子供じみてる」など批判の声も上がっており、余波はまだ続いている。

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