リンキン・パークのボーカルのチェスター・ベニントンが、自殺する数か月前に自身が抱える心の病について語っていたことがわかった。

心の病を赤裸々に告白

 先週、自宅で首をつって亡くなっているところを発見された、世界的人気ロックバンド、リンキン・パークのボーカルを務めるチェスター・ベニントン。検視はまだ行われていないが、遺体が見つかった状況から自殺の可能性が高いという。

 自殺を図った原因はわかっていないが、生前からアルコール依存症や薬物中毒、メンタルヘルスなどの問題を抱えていたことを公にしていたチェスター。今回、彼の死を受けて、彼が亡くなる数カ月前に自身が抱える心の病について赤裸々に語る動画が公開された。

 「今までずっと何か変だと感じてきた。決まってある行動や考えに陥る時があるんだ。悩んでいる時は余計に。自分なりに表現すると、『悪い街にいて、1人で歩くべきじゃない』って感じかな」

 自身の頭の中を「悪い街」と表現したチェスターは、続けて自身が抱える問題をこう分析した。

 「俺が抱えるほとんどの問題は、俺自身が原因のものだったんだ。(中略)でも1度それを自覚したら、自分自身と引き離して何か対処をすることができる。ただそのまま悩み続けるんじゃなくてね」

 この動画を見た多くのファンが、「彼の死を無駄にしてはいけない」と今後の自殺防止の強化を訴えている。

 ちなみに、リンキン・パークはチェスターの死を受けて追悼サイトを開設。同サイトのトップには、「もしあなたやあなたの知っている誰かが助けを必要としているなら」というメッセージとともに、自殺防止ライフラインの番号やサイトが掲載されている。(フロントロウ編集部)

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