現地時間7月20日、41歳という若さでこの世を去った人気バンド、リンキン・パークのボーカル、チェスター・ベニントン。バンドが彼の死を悼む手紙を公開した。

チェスターへの別れの手紙

 2000年にデビューアルバム『ハイブリッド・セオリー』が大ヒットを記録して以来、数々の名曲を残し、現在も世界中に多くのファンを持つ人気バンド、リンキン・パーク。

 同バンドのボーカルを務めていたチェスター・ベニントンが、先週、ロサンゼルスにある自宅で亡くなっているのが発見された。ロサンゼルス郡検視局によると、チェスターは首を吊った状態で発見され、自殺を図った可能性が高いという。

画像: 写真右がチェスター。

写真右がチェスター。

 チェスターの急逝後、バンドメンバーのマイク・シノダがツイッターで「準備ができ次第、公式声明を発表します」とコメントしていたが、今週月曜(7月24日)、リンキン・パークの公式サイトでメンバーからチェスターへの別れの手紙が公開に。 

 フロントロウではその内容を全訳して紹介する。

親愛なるチェスターへ
 僕たちの心は失意のどん底にあります。一体何が起きたのか、ようやく事態が把握できるようになるとともに、僕ら家族はまだ、深い悲しみと(キミが亡くなったという事実を)否定したい気持ちの衝撃波に揉まれている状態です。
 キミはたくさんの人々の人生に触れてきましたね。多分、自覚しきれないほどに。
 ここ数日間、公私に渡り、僕たちは世界中の人々からの溢れんばかりの愛情と支援の声に直面しました。(妻の)タリンダとキミの家族は人々からの声に感謝するとともに、キミがどんなに素晴らしい夫で、息子で、父親であったかを皆に知ってもらいたいと願っています。キミが居なくなったことで、僕たち家族は“完全”ではなくなってしまいました。
 将来について語るキミはいつもとても楽しそうで、つい僕らまで興奮してしまうほどでした。キミの不在は決して埋めることのできない傷跡を残しています。ときには羽目を外してしまうほど、ひどく陽気で、ユーモアがあり、野心家で創造性に富み、心優しく、寛大だったキミの声はもう聞こえません。
 僕らは、キミの命を奪ってしまった悪魔は、いつも傍で息を潜めていたという事実を思い出そうとしています。
 でも、結局のところ、みんながキミに惹きつけられたのは、キミがそんな悪魔について歌っていたからだったのかもしれない。キミは恐れることなく心の中の悪魔をさらけ出し、そうすることで、僕らの心をひとつにし、人間らしく生きるということを教えてくれました。キミはとても大きな心の持ち主で、それをはっきりと主張することを成し遂げたのです。
 音楽を作り、披露することへの僕たちの愛は消すことができません。これから先の未来への道筋がどういったものになるのかはまだ分からないけれど、キミのおかげで、僕らひとりひとりの人生がより素晴らしいものになったということだけは確かです。
 だからキミがくれたそんな贈り物に、ありがとうを言いたい。僕らはみんなキミのことを愛しています。そして、もうキミに会えないことをとても寂しく思っています。
 またいつか会える日まで。
LP(リンキン・パーク)


 手紙の後には、チェスターの死を受けて開設された追悼サイトのアドレスが記載されており、この特設サイトでは自殺防止ライフラインの番号やサイトが掲載されている。

 今後のツアーや活動に関しては、今のところ報告はない。11月に予定されている来日公演に関しては、詳細が決定し次第、来日公演特設サイトで発表される。

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