「ホットドックにケチャップは邪道」
アメリカ、シカゴで売っているホットドッグと言えば、マスタードにピクルス、オニオン、そしてトマトに塩をかけたものが定番で、一般的なホットドッグのようにケチャップをかける食べ方はしない。
そんなシカゴ市民に、トマトケチャップを販売するハインツが特別なソースを開発。
「シカゴ・ドッグ・ソース」と名付けたその特別なソースは、シカゴのホットドックに合うよう特別なスパイスをブレンドしたトマトベースのものだという。
この「シカゴ・ドッグ・ソース」を、7月19日の「世界ホットドッグの日」に合わせて、約550円でシカゴエリア限定にてサンプル調査もかねた販売を試みたところ大絶賛の嵐。
ホットドッグを塩ベースで食す多くのシカゴ市民が、そのソースを「アメイジング!」「こんな美味しいソース初めてだ」という声があがった。
このソースの正体は…
シカゴ市民が大絶賛したこの「シカゴ・ドッグ・ソース」、じつはハインズのケチャップと全く同じもの!
このキャンペーンはハインズが、「ホットドッグにケチャップはかけない」というシカゴ市民の固定概念を打ち破るために行ったもの。
衝撃の事実を知ったシカゴ市民は驚きを隠せない様子だったけれど、ホットドッグとケチャップの相性の良さに「美味しくて食べる手が止まらないよ」「お父さんには内緒にして」という、コメントが多発。
今まで邪道だと毛嫌いしていたケチャップの意外な美味しさに罪悪感を覚えつつも、高く評価する声が広がった。
ハインズの粋なPRに、思わず人間は単純な生き物だと再実感させられるキャンペーンだった。