SFドラマの金字塔『スター・トレック』の新作『スター・トレック:ディスカバリー(原題)』で、初の同性愛者のキャラクターが起用される。
1966年から続くSFテレビの金字塔
『スター・トレック』シリーズは、1966年に放送が開始されてから50年以上経った今も愛され続けているSF作品。
そんなシリーズの最新作は、今までのルールを破った新しいストーリーになると注目が集まっている。
従来のルールとは、宇宙艦隊の仲間同士が対立して争いを起こしてはならないというもの。
理想的な未来を描くために、仲間同士の対立など人間関係で起こる「人間らしい」要素を取り払ってきたルールを、新作『スター・トレック:ディスカバリー』では廃止し、より個性の強いキャラクターを起用することで複雑なストーリーを演出した。
初の同性愛者のキャラクター
個性的なキャラクターが登場する今作で、とくに注目を浴びたのが科学者のステイメッツ(Lt. Stamets)。51年の歴史がある『スター・トレック』で、初の同性愛者のキャラクターが起用された。
現代社会を反映させた新しいキャラクターのステイメッツは、宇宙艦隊のメンバーの1人と過去に関係を持っており、同作ではその回想シーンが描かれるという。
そんな同性愛者のステイメッツを演じるのは、ミュージカルの名作『レント』のアンソニー・ラップ。
自身のSNSでは性的マイノリティへのコメントを多く残すなど、LGBTの権利への関心が強いアンソニーは、同役の起用を「非常に誇りに思っている」とコミコン・インターナショナルに出席した際にコメントしている。
そんな期待作『スター・トレック:ディスカバリー』は、9月24日にCBSにてプレミアが放送。
日本からは、今年中にもNetflixで配信される。