リンキン・パークのボーカル、チェスター・ベニントンが亡くなって、早1週間。彼がこれまで音楽を通して伝えてきたこととは?

音楽を通してメッセージを発信

 先週、自宅で首をつって亡くなっているところを発見された、世界的人気ロックバンド、リンキン・パークのボーカルを務めるチェスター・ベニントン。彼の突然の死に家族や友人、バンドのメンバーだけでなく、世界中のファンが大きな悲しみに包まれた。

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 自殺を図った理由ははっきりとはわかっていないが、生前からアルコール依存症や薬物中毒、メンタルヘルスなどの問題を抱えていたことを公にしていたチェスター。リンキン・パークの楽曲には、そんな彼の過去が反映された曲がいくつも存在する。

 そのうちの何曲か振り返ってみよう。


「Crawling」- アルバム『Hybrid Theory』

 「Crawling」には、「もう1度自分を探そうにも、壁で閉ざされている」「何かが自分を内側に引きずり込もうとしている」という、自分の中の葛藤を表す歌詞が登場。

 チェスターは、2002年の米ローリング・ストーンズ誌のインタヴューでこの曲について、「これは自分自身の行動に責任を持つことについて歌っているんだ。(ツラいと)感じる理由は自分自身にある。自分の中にある何かが、自分をおとしめようとするんだ」と、語っている。


「Breaking the Habit」- アルバム『Meteora』

 メンバーのマイク・シノダが、薬物中毒に苦しむ友人からインスピレーションを受けて書いた「Breaking the Habit」。同じく過去に薬物の問題を抱えていたチェスターと重なる部分が多く、彼を象徴する曲として広く知られている。


「Leave Out All the Rest」- アルバム『Minutes to Midnight』

 アルバム制作段階で、メンバー全員が「素晴らしいシングルになる」と確信していたという「Leave Out All the Rest」。チェスターが亡くなった今、この曲の歌詞が胸に突き刺さるファンの間で話題になっている。

 「時が来たら、僕の過ちは忘れてくれ。惜しまれる何かを残すために、助けてほしい。僕のことを悪く言わないでくれ。君がむなしいと感じた時は、僕のことを思い出してほしい。ほかのことはすべて残して」―「Leave Out All the Rest」より


「Talking to Myself」- アルバム『One More Light』

 発売中のニューアルバム『One More Light』を制作した時、自分にとって最もダークな時間を過ごしていたというチェスターは、生前、米Billboard誌に「当時感じていた怒りや恨みが、アルバムの制作過程に大きく影響与えた」と告白。

 チェスターが自殺を図った当日にリリースされた、同アルバム収録曲「Talking to Myself」には、「どうすればいいのか教えてほしい」「過ちを犯したことは認める」といった、自問自答ともとれる内容の歌詞が登場する。


 チェスターは死という道を選んでしまったが、彼が音楽に託した想いやメッセージはこれからも多くのファンの心に響きつけることだろう。

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