ブルックリン発のアパレルブランドが「難民ドレス」というワンピースを発売し、炎上する事態に。

 その「難民ドレス」を発売したのは、UZINYCというニューヨーク・ブルックリンのアトリエで製作され発売も行っているアパレルブランド。そのUZINYCが発売し、物議を醸しているドレスがこちら。

画像: 米ブランドが「難民ドレス」と名付けて発売したところ大炎上

 布1枚で作られたシンプルなドレスをUZINYCは「Refugee Dress(難民ドレス)」と名付けて販売。じつはこのドレスは2007年から発売し続けられているが、このドレスの名前に人々が気付いたのはつい最近のこと。

 今世界的にシリアスな課題にもなっている難民問題を、このような形で表現したことに人々は激怒。「このブランドは本気で『難民ドレス』を売ることが適切だと思ったの? 信じられない」、「難民問題を商売として利用するな」と批判の声が集まっている。

ブランド側がこう名付けた背景を説明

 この問題にブランド側は、「世界的な経済問題がコントロールされていない状況から抜け出せていないと感じ、2007年にこのドレスを名付けました。このような問題を話し合うことが大事だと思っています。このドレスにほかの名前を付けることももちろん可能でしたが、そうなればこの議論は起こっていなかってでしょう。私たちと同じように難民問題を真剣に考えている人たちを、不本意に不快な思いをさせてしまったことは理解しています。ですが、そのなかで私たちのメッセージを拡散することができました」と、このドレスは難民問題にもっと注目してほしかったからこう名付けたと説明した。

 ブランド側は、謝罪はしていないものの、このドレスの名前を「オックスフォードドレス」に変えて対処した。

 世界的な問題にもっとスポットライトを当てて議論してほしいという気持ちから名付けたが、違う形で注目を浴びることになってしまった。

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