NYの高級デパートのショーウィンドウに異変が。大きなショーウィンドウの中には、無造作に置かれた服の山が。この一見異様なショーウィンドウ、実はあるメッセージが込められていた。

NYの高級デパートのショーウィンドウが異様

ショーウィンドウは、その店の象徴とも言うべき存在。おしゃれな街、NYとなれば尚更力を入れるはず。だが、NYの高級デパートであるサックス・フィフス・アベニューのメインショーウィンドウを見てみると、服の山が。
だがこの「異様」なショーウィンドウには、あるメッセージが込められていた。

画像: NYの高級デパートのショーウィンドウが異様

「ファッション界はとても汚い業界」

 このサックス・フィフス・アベニューのショーウィンドウを使っていたのは、セレブも愛用し、毎回一風変わったスタイルを生み出す新進気鋭ブランドのヴェトモン(VETEMENTS)。

画像1: 「ファッション界はとても汚い業界」

 ヴェトモンは洋服の過剰生産をゴミだと考えており、「毎年アメリカで売れ残る服の在庫は、50兆円以上にもなっています。経営者はサステイナビリティや、炭素排出量をどのように40パーセント軽減し、環境への影響を50パーセント減らすかを各インタヴューで語っている。だが、多くのブランドは解決策が目の前にあることを理解していると思う」と、現在のファッション界に警告を出した。
 続けて「高級ブランドが成長する背景には、目立った消費が必要だと業界では言われているが、多くのブランドは需要よりも多くの商品を生産し続けている」とインスタグラムで語った。

 ファッション業界では、エシカル思考になりつつあるが、まだまだ環境問題や低賃金労働は解決されていない。ヴェトモンは、ショーウィンドウという誰にでも目に入る場所で、ファッション業界の「無駄」を指摘。

画像2: 「ファッション界はとても汚い業界」

 今回ショーウィンドウに使用するために集められたアイテムは展示後、発達障害を持つ人たちの雇用を支援するリウェア・エイブル(RewearABLE)に寄付される。

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