「サイ・ギャップ」専用アクセサリー
ネットを中心にトレンド化した「サイ・ギャップ」という、太もも間に見える隙間。
サイ・ギャップとは、両膝をつけて立った時に両ももの間にできる隙間のことで、脚が細い人の特権として、とくに女性を中心にそれを「憧れのボディイメージ」と考える人が多い。
そんなサイ・ギャップのためだけに作られた専用アクセサリーが、「ティー・ギャップ・ジュエリー(TGAP jewellery)」というブランドから登場。
両脚の付け根からぶら下がるユニークなデザインのアクセサリーに「なにこれ…」「新しすぎる」という声が相次ぎ、新トレンドとして多くの海外メディアが取り上げた。


まさかの「裏切り」に絶賛
インパクト大なボディアクセサリーはたちまち話題を呼び、1つおよそ2万円近くするにもかかわらず、多くの人々がこのブランドのオンラインショップを訪問。
しかし、商品を購入しようとすると突然ある画面が表示され、そのページには「ティー・ギャップに隠された真実」と描かれた文字が現れる。

さらにクリックしてページを進んでいくと、なんとこの「ティー・ギャップ」は存在しないフィクションのブランドだったことが判明。
じつはこのブランドは、サイ・ギャップという「ソーシャルメディアが作り上げた非現実的なボディイメージについて、議論を促進するために立ち上げられた」ものだった。

SNSなどを中心に、このサイ・ギャップのトレンドが高まっていくことで、多くの女性がそのボディイメージに近づこうとプレッシャーを感じ、それにより過度なダイエットや摂食障害を引き起こす可能性があることに警鐘を鳴らした同ブランド。

サイ・ギャップは、骨盤の構造によってできる人とできない人がいて、多くの女性は骨盤が狭くサイ・ギャップがないという研究結果が出ている。
それにもかかわらず、そんな現状を知らない女性たちが「理想の体型」を手に入れるために過度なダイエットや無理な食事制限で不健康に陥ってしまうことがある。
このサイトではこうした人たちへのサポートとして、世間が決めつけたボディイメージに左右されないように訴えかけるとともに、家族や友人、またはセラピーなどの専門機関に助けを求めるよう推奨している。