セレブにも飼っている人が多く、SNSでもよく見かけるある猫種の人気ぶりに動物医療の専門家たちが警笛を鳴らしている。

有名セレブも飼っている ネット上で人気沸騰中の猫種

 猫を主体にした動画やインスタグラムなどの人気が衰えを見せる気配がない昨今、特に世界中でブームとなっている猫種が。それは、くたっと折れ曲がった耳に、ふくろうのような大きくて丸い目が特徴のスコティッシュ・フォールドという品種。

 1960年代にスコットランドで突然変異として誕生したこの品種は、どこかとぼけたようなぶさカワな見た目がウケて、シンガーのテイラー・スウィフトエド・シーランらのセレブにも愛されている。

画像: テイラーが2011年から飼っている愛猫のメレディス(右)と2014年に飼い始めたオリヴィア(左)。©Taylor Swift

テイラーが2011年から飼っている愛猫のメレディス(右)と2014年に飼い始めたオリヴィア(左)。©Taylor Swift

画像: エドの愛猫カリッポ。©Ed Sheeran

エドの愛猫カリッポ。©Ed Sheeran

  

「これ以上数を増やすべきではない」動物保護団体が訴え

 しかし、近年、飼育希望者が急増しているスコティッシュ・フォールドに関して、動物保護団体や専門家たちは「これ以上数を増やすべきでなない」と警笛を鳴らしている。

 その理由とは、スコティッシュ・フォールドの最大のチャームポイントである“折れ耳”は、単なる可愛らしい特徴ではなく、獣医学的に見ると先天的な骨格の障害であるため。耳の軟骨が柔らかいだけでなく、生まれつき全身の軟骨や関節も他の猫種と比べて弱いため、関節炎やその他の健康的不調に陥るケースが多いという。

画像: 「これ以上数を増やすべきではない」動物保護団体が訴え

 オーストラリアにあるシドニー大学の獣医内科学の専門家リチャード・マリク医師はスコティッシュ・フォールドに関するレポートの中で、「この猫種を繁殖させることは健康障害を永続させることと同じであり、残酷で道徳的に弁解の余地がないことです」とコメント。

 さらに、発祥の地であるスコットランドの動物虐待防止協会も同種の猫たちが深刻な健康障害に苦しむ傾向にあるということを認め、「今後、スコティッシュ・フォールドの繁殖や売買に関するルールの改定を前向きに受け入れます」と発表。

 これに対し、スコットランド政府も動物愛護の観点から法律の見直しを考えていると返答している。

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