現地時間9月10日に米フロリダ州南部に上陸した過去最強の大型ハリケーン「イルマ」。この大型ハリケーンに立ち向かうために作られた、あるフェイスブックのコミュニティに警察が警鐘を鳴らしている。

大型ハリケーンで死者続出

 5段階のうち最も強い「カテゴリー5」の勢力で、アメリカに接近した大型ハリケーン「イルマ」は、現地時間10日にフロリダ州南部に到達した。
 現在「イルマ」の勢力は、「カテゴリー3」に弱まっているものの、これまでに23名が死亡、138世帯が停電する大きな被害が出ている。

 そんな過去最強ハリケーンを消滅させるために作られた「Shoot At Hurricane Irma(ハリケーン「イルマ」を撃つ)」という驚愕のフェイスブックイベントに、多くの人が参加の意思を持っているという。

画像: 大型ハリケーンで死者続出

 同イベントの詳細はというと、猛威をふるう大型ハリケーン「イルマ」を消し去るために、そのハリケーンに向かって銃弾を放つというもの。

 この危険極まりないイベントに、なんと約2万9,000人が参加の意思を持っていて、約5万5,000人が興味ありという参加を示している。

 これに対して地元警察は、危険すぎる同イベントに参加しないよう警告。ハリケーンに銃弾を放っても、威力を弱められないうえに、その銃弾がハリケーンに流されて戻ってくるため、かえって危険性が高まると警鐘を鳴らした。

画像: Pasco Sheriff on Twitter twitter.com

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 このイベントをつくった 21歳の男性は、「自分の想像をはるかに超えるほど拡散してしまい、手に負えない状況になってしまった」とBBCにコメント。

 SNSを使って多くの賛同者が集まったこのイベントは、もちろん中止となり幸い大惨事には至らなかった。
 主催者の軽い気持ちで大きく拡散してしまった今回の出来事。まさに現代ならではのお騒がせなニュースとなってしまった。

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