アメリカ、ワシントン州のチェーンレストランで、双子を妊娠している女性の入店を拒否したことに対して、批判が殺到している。

「ノー・シューズ、ノー・シャツ、ノー・サービス」

 妊娠7ヵ月半で、あと数ヵ月で双子の母親となる女性が、クロップド丈のT シャツにロングスカートを着用して、地元で10店舗以上を展開するチェーンレストラン「バズ・イン」に向かったところ、入店を拒否された。

 そのレストランは「ノー・シューズ、ノー・シャツ、ノー・サービス(※)」というルールを掲げていて、水着姿などでの入店を断っているが、基本的にカジュアルな服装でも入店できる。

※:「靴・シャツ(この場合、袖がある衣類を指す)を身に着けていない人はサービスを受けることができません」という意味。水着姿などでの入店を断るために飲食店でよく使われるルールやポリシー。

画像: 「ノー・シューズ、ノー・シャツ、ノー・サービス」

 しかしこの女性は、丈の短いクロップドのTシャツから大きくなったお腹がでていたとはいえ、ルールに沿ってきちんと袖のついている服を着ているにもかかわらず、このレストランに入店できなかった。
 その理由は、対応したスタッフが、彼女の大きくなったお腹が、店のポリシーに反していたと判断したからだという。
 
 こうしてレストランから追い出された女性は、普段ならクロップド丈のTシャツでも入店可能なレストランにもかかわらず、妊娠中でお腹がでていて肌の露出が目立つというだけで入店を拒否されたというエピソードを自身のフェイスブックに投稿。
 現在、その投稿は削除されているが、この投稿は瞬く間に拡散し、レストランに批判が殺到した。

 この反響を受けて、ついに渦中にあるレストランが謝罪文を発表した。

「すべてのお客様を快適におもてなしするために設けたルールに従いすぎたために、誤解が生じてしまったことを謝罪致します。今回対応したスタッフは約20年間私たちと共に働く優秀な従業員で、(今回の入店拒否は)彼女のベストを尽くした判断であり、お客様を非難するつもりは一切ありませんでした。このような誤解が生まれてしまい、大変申し訳ありませんでした。重ねてお詫び申し上げます」

 現在、このレストランでは一層スタッフの教育を徹底し、レストランの評価を取り戻している。

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