イタリアを拠点に世界各国で支持されるハイブランドのGucci(グッチ)。現在、アレッサンドロ・ミケーレがデザイナーを務めており、彼が手がけるデザインはセレブからも大人気。
そんな有名ブランドであるGucciが急遽、2018年春夏から毛皮を使用しないと宣言し、毛皮に反対する国際連盟ファーフリーアライアンスに加入した。
さらにGucciは、毛皮を使用しているアイテムをチャリティオークションに出品。その売り上げを世界最大級の動物保護団体であるHumane Societyや、イタリアの動物愛護団体であるLAVなどに、毛皮廃止に向けて寄付するという徹底振りを見せている。
またGucciの社長であるマルコ・ビッザーリは、「社会的責任を果たすことは、Gucciにとって大切な価値観の1つで、今後も環境と動物たちのために努力を続けていきます」と発表。
これまでにも、Giorgio Armani(ジョルジオアルマーニ)をはじめ、Calvin Klein (カルバンクライン)やRalph Lauren(ラルフローレン)など名だたるブランドが、毛皮を使わないと宣言してきた。
またStella McCartney(ステラマッカートニー)は、レザーやファーといった動物性の素材は一切使用していないことでも賞賛されている。
そして今回、Gucciのようなファッション界を牽引するブランドが毛皮を使わないと宣言したことで、より毛皮問題が強い関心を集めている。
大手メゾンが毛皮を使用しないと宣言したことをきっかけに、今後ファッション界でファーフリーの動きは強まりそう。