映画界で大騒動となっているセクハラ問題だが、ここへきてモデル界にはびこる闇も徐々に明らかになってきている。

ヌード強要は日常茶飯事!?

 先日、米大手ランジェリーブランドの「ヴィクトリアズ・シークレット」の広告塔を務める、人気モデルのサラ・サンパイオがSNSに投稿したある告白が話題になっている。

 「この投稿をするのがコワくて躊躇していた」としながらも、声を上げることにしたというサラ。そんな彼女が明かしたのは、過去に自身が受けた不当な扱いについての暴露だった。

画像1: ヌード強要は日常茶飯事!?

 「最近、私とフランスのLui誌の間に起こった出来事を話したいと思います。私はすべての女性とモデルたちが、自身の体とそのイメージに関することを自分で選ぶ権利があると信じています。私はLui誌の秋号の表紙を飾ることには同意しましたが、ヌードを撮影することは許可していません。私と所属事務所は、私を守るためにヌード撮影はしないと明白にしていました」

 こう語ったサラは続けて、撮影時に起こった生々しいやりとりについても明かした。

 「『ヌードにはならない』という契約だったにもかかわらず、Lui誌は私にヌードになることを強要しました。さらに彼らは私がフルヌードはおろか、なぜ乳首を晒すこともしないのかと聞いてきたのです。撮影中、私はずっと自分を守るために『ヌード撮影はしない』という意思表示を続け、できるだけ服で体をカバーする必要がありました」

 なんとかしてヌードになることを避けたというサラだったが、最後に撮影された写真を確認した際に、彼女の意志に反して体の一部分が露出しているのを発見。そのため、「この写真は使用しないように」と釘を刺したはずが、彼女の訴えもむなしく、その写真がなんと無断で表紙に使用されてしまったという。

画像2: ヌード強要は日常茶飯事!?

 実は以前にも何度か撮影でヌードになることを強要されたことがあるというサラは、ヌードにならないのにはちゃんとした理由があってのことだと説明。たとえ過去にヌードになったことがあるからといって、「いつでもヌード撮影に応じると決めつけてはいけない」と話すと、「(ヌードになるかならないかの)選択肢は自分にあるべきだ」と訴えた。

 サラの訴えを聞く限り、こうした撮影での「ヌード強要」とは日常茶飯事なのだろう。

 ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラおよびレイプ事件が映画界全体を揺るがす大問題となっているが、モデル界でもこうした悪習を変えようという動きが高まっており、多くのモデルたちが過去の被害について声を上げている。

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