憎まれキャラを選らんだ理由
映画『レヴェナント:蘇りし者』や『メイズ・ランナー』などの出演作で知られる、イギリス出身の俳優ウィル・ポールターが大人気映画『トイ・ストーリー』に登場するいじめっ子キャラ「シド」の仮装を披露。同映画に山ほど登場する愛されキャラではなく、あえて憎まれキャラをハロウィンのコスチュームに選んだ理由について明かした。
「いじめ反対を訴える団体アンチ・ブリング・プロ(Anti-Bullying Pro)のアンバサダーとして、みんなの関心を引くためにこの仮装をしたんだ。アメリカでは、10月がいじめの防止を訴える期間であり、イギリスでも同様の週間がもうすぐ始まる。1人でも多くの人たちがこの団体のことを知り、学校がすべての子供たちにとって安全で楽しい場所になるようサポートしてくれることを願っているよ」
こう語ったウィルは、みんなの力でいじめをなくしていこうと訴えた。ファンからはこのウィルの行動を称賛する声が多く上がっているほか、「クオリティーが高すぎる」など彼の仮装を褒めるファンも多くいた。
いじめは世界全体の社会問題
日本でもいじめを苦に自殺する子供がいるなど、大きな社会問題となっているが、海外でもいじめは年々深刻化している。
ユニセフの発表によると、世界の13歳から15歳の子供の3人に1人以上が学校で日常的にいじめにあっており、ヨーロッパと北米では、11歳から15歳の子供のほぼ3分の1が「いじめを行ったことがある」と答えたという。
そんな状況を改善すべく、近年はウィルがコメントで言っていた「いじめ反対月間・週間」などを設けて、積極的にいじめ撲滅を訴える動きが活発化している。