5年間妊娠し続けているという女性の日常を追ったドキュメンタリー風の動画に隠された衝撃の真実とは?

真実を知って驚き

 約260週、5年間に渡って妊娠し続けるローレンという女性の日常を追った動画がアメリカで大きな話題となっている。彼女は「とある理由」があって5年間も妊娠しているというが一体…?

 「アメリカ以外のほとんどの国で有給の産休や育休を取得することができる。だからほかの国に『引っ越せ』ってみんなは言うけど、2012年以降、ずっと妊娠しているから私は飛行機に乗ることができない」

 動画のなかでローレンはこう語っている。

 もうお気づきかと思うが何かがおかしい。そう、この「ローレン」という女性は架空の人物なのだ。ではなぜこのような動画を作ったのか?

 その理由は先ほどのローレンの発言のなかに隠されていた。

 アメリカほどの先進国ともなれば、どの会社でも有給の出産休暇・育児休業(以下産休・育休)がもらえるのではないかと思ってしまうが、実際は違う。この動画を制作したthe National Partnership for Women & Familyによると、アメリカで働く約86%の人たちが有給の家族休暇をもらえない企業で働いているという。

画像: ©YouTube/the National Partnership for Women & Family

©YouTube/the National Partnership for Women & Family

 ローレンが「5年間妊娠し続けている」のは、有給の産休・育休がないため働き続けないと生活ができず、いつまでたっても「出産できない」という社会風刺だったのだ。

 意外にもこの動画によって産休・育休においては“後進国”であるということが判明したアメリカ。動画の制作者は、この動画を見た人が声を上げることで少しでも今と状況が変わることを願っているとしている。

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