アメリカンフットボールの選手としてサンフランシスコ・49ersで活躍しながらも、陸上選手としてオリンピックにも出場したことがあるマーキス・グッドウィン。
彼は妻のモーガンとの間に待望の子供を授かったが、先日行われた試合の数時間前に死産という形で亡くしてしまった。
マーキスはインスタグラムに、死産として誕生した息子の手と自分の手をアップし、コメント欄に「残念なことに僕たちは合併症で息子を失ってしまい、今朝4時に子供を取り上げなくてはならなかった。とても辛いけれどもいい経験をさせてもらったし、勇敢で前向きなモーガンを僕に与えてくれたことを神様に感謝したい。彼女が耐え抜いた痛み(身体的、精神的、そして感情的)は信じられないほどだ。グッドウィンファミリーに祈りを捧げてください」と悲痛な思いを残した。
息子が亡くなった数時間後の試合で初タッチダウン
そんな我が子を亡くしたばかりのこの日、マーキスはニューヨーク・ジャイアンツとの試合に出ることに。レギュラーシーズンがはじまってから、未だにタッチダウンがなかったマーキスだったが、この日初のタッチダウンを決めた。
マーキスは、83ヤード(75メートル)ものロングパスをもらいエンドラインまでがむしゃらにダッシュ。
エンドラインまで到達すると、片膝をつき空に向かって十字を切りそのままボールを大事に抱え、グランドに崩れた。
チームの仲間たちは彼のもとに集まり、慰めるように抱きしめた。
C.J. going DEEP to @flashg88dwin for the TD! 83 yards to the #NYGvsSF pic.twitter.com/snZKzSwVJB
— San Francisco 49ers (@49ers) 2017年11月12日
試合の数時間前に息子を亡くしたマーキス。彼はプロとしてグラウンドに立ち、亡き息子と愛する妻に勇姿をみせた。
また息子が亡くなったこの日の試合は、49erにとって今シーズン初の勝利だった。