全世界で爆発的人気を誇る映画『ワイルド・スピード』シリーズ。2019年に公開予定のはずだった9作目が2020年に1年延期となったことで、ピアーズ役で出演する俳優タイリース・ギブソンが、ホブス役を演じるドウェイン・ジョンソンをインスタグラムで痛烈に批判した。
タイリースがドウェインを批判した理由は、ドウェイン演じるホブスとジェイソン・ステイサム演じるショウのスピンオフ映画の公開が2019年を予定しており、そのために9作目公開が延期になったこと。タイリースは現在元妻と10歳になる娘の親権で争っており、『ワイルド・スピード9』が1年延期になることで、経済的に苦しくなり、親権争いにも不利になってしまうことも要因の1つ。
ここ最近は、心労での胸の痛みも訴え病院に一時入院したとも報じられたタイリースは、いくつもの投稿を繰り返してドウェインを批判し続け、ドウェインが出演するなら自分は出演しないとまで発言していた。
やっと仲直り
ドウェインは今回の騒動について一切コメントをしていなかったけれど、今回タイリースが自身のインスタグラムで、ドウェインと和解したことを報告した。
ドウェインとドミニク役で出演するヴィン・ディーゼルと写っている写真を載せたタイリースは、「ドウェインのエージェントとしっかりと話し合ったことをみんなに伝えておくよ。彼に関しての投稿はこれが最後になる」と、ドウェイン側のエージェントから連絡があったことを明かした。
さらに、『ワイルド・スピード』シリーズの4作でメガホンを取り、シリーズを支えてきた監督ジャスティン・リンが、9作目の監督を務めることも明かし、「ようやくファスト・ファミリーが戻ってきた気分だよ、ジャスティンがいるとポールがそこにいるようだよ」と、事故で亡くなったシリーズのメインキャストであるポール・ウォーカーについても触れた。
これで無事タイリースとドウェインも和解し、『ワイルド・スピード』シリーズのキャストが一丸になって撮影に臨める準備が整った。『ワイルド・スピード9』の全米公開は、2020年4月10日を予定している。