ヴィクトリアズ・シークレットのショーに出演したモデルたちが「差別用語」を使用して問題になっている。

舞台裏で大失態

 米有名ランジェリー・ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(以下ヴィクシー)」が毎年行っているファッションショーが、先日アジア初となる中国・上海で開催。

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 同ブランドの広告塔を務めるキャンディス・スワネポールやアドリアナ・リマ、テイラー・ヒルといった人気モデルたちのほかに、ゲストパフォーマーとしてシンガーのハリー・スタイルズも登場するなど、豪華出演陣で開催地の中国だけでなく世界中を沸かせた。

 しかし今、舞台裏でのある出来事が問題視されている。

画像2: 舞台裏で大失態

 同ショーに出演したモデルのカーリー・クロスがYouTubeに投稿した動画のなかで、複数のモデルたちがバックステージでカーディ・Bの大ヒット曲「ボダック・イエロー」を熱唱している場面があったのだが、歌詞に黒人への差別用語である「N***er(ニガー)」という単語が登場。

 ある1人のモデルを除くその場にいた全員が、この歌詞を躊躇なく歌っていたのだ。

 この言葉は黒人が使う分には問題ないが、白人やその他の人種が使用した場合には差別とみなされてしまう。

 しかも、通常このような差別用語や放送禁止用語の「ファック」といった単語が歌詞にある楽曲には、「クリーンバージョン」といってそれらの単語を使用しない別の歌詞が存在する。

 そのため、この動画を見た多くの人たちが「クリーンバージョンを歌うという選択肢はなかったの?」と、彼女たちの行動を疑問視。また、この部屋にいたのはほとんどが白人であったことを指摘した。

思わぬ形で注目を浴びることに

 ちなみに、みんなと一緒に熱唱していながらこの差別用語を唯一使用していなかったのが、5年連続で同ショーに出演しているモデルのデヴォン・ウィンザー。

画像: 思わぬ形で注目を浴びることに

 動画を見ると、たしかに問題の歌詞の部分だけデヴォンが口を動かしていないのがわかる。皮肉にもほかのモデルたちの軽率な行動によって、彼女の賢明な判断が称賛されることとなった。


 バックステージの様子を撮影した動画のフルバージョンがコチラ。問題の部分は3:00あたりで出てくる。



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