シンガーのリアーナは、今年自身のメイクラインであるFenty Beautyを立ち上げ、お手頃でゲットできると世界中の女性から支持を集めている。
すべての女性が化粧を楽しめるように、ファンデーションのバリエーションを40色もそろえるなど、多様性も意識したラインナップには称賛の声があがった。
ファンからある批判の声が
そんななか、リアーナの大ファンであるファンがリアーナに直接DMで、「Fentyのキャンペーンは本当に素晴らしいと思う。だけど次回は、トランスジェンダーの女性も起用モデルの中に入れるべきだよ」と伝えた。
するとリアーナは、そのファンに直接返信。
ここ何年かで、才能あるトランスジェンダーの女性と働いてきて素晴らしい経験をしてきたわ。だけど、トランスジェンダーの人たちを手当たり次第キャストしたりはしない。それは、私がトランスジェンダーではない、ストレートの女性だけをキャストしていないのと同じこと。私はすべての女性を尊敬しているし、彼女たちがトランスジェンダーであれストレートであれ関係ないの。それは個人的なことだし、自分のセクシュアリティを公にすることに抵抗がない人もいれば、ある人もいる。私はそれも1人の女性としてリスペクトするわ。トランスジェンダーの女性や男性が、便利なマーケティングの道具として扱われるのはフェアじゃないと思う。多くの会社が、同じことを彼らや黒人にしているのを見るわ。まるで「多様性」をアピールしているようでしょ。悲しいわ!
これに対しファンは、「リアーナからまた学んだ」とツイートしている。
多様性が叫ばれる今、その多様性をマーケティングの道具として利用するのは、それこそが差別なのではというのがリアーナの考え方。世間の動きには流されないリアーナらしく、多様性を訴えるのがトレンドとなりつつある現状に疑問を投げかけた。