権威あるアワードに女優たちがこぞって黒いドレス着用し、映画業界内のセクハラや性差別に抗議するというムーブメントに男性たちも参加を計画していることが明らかに。

あの人気俳優たちも「黒」を着用

 来年1月に開催される、アカデミー賞の前哨戦と呼ばれるゴールデングローブ賞の授賞式で、参加女優たちの多くが、セクハラや男女間における不平等への抗議のシンボルとして「黒のドレス」を着用する可能性があると、フロントロウでも先日お伝えしたが、このムーブメントに女性だけでなく男性たちも加わる可能性が高まっている。

画像: 左から:トム・ヒドルストン、ドウェイン・ジョンソン、アーミー・ハマー。

左から:トム・ヒドルストン、ドウェイン・ジョンソン、アーミー・ハマー。

 映画『ワイルド・スピード』シリーズのドウェイン・ジョンソンや、『アベンジャーズ』シリーズのトム・ヒドルストンのほか、話題作『君の名前で僕を呼んで』で助演男優賞にノミネートしているアーミー・ハマーなど、数々の人気俳優のスタイリングを手がけている女性スタイリストのイラリア・ウルビナーティが、自身のインスタグラムで、米ザ・ハリウッド・リポーターの女優たちによるゴールデン・グローブ賞での黒ドレス着用に関する記事内の一節を紹介。

 「女性たちとそして男性たちによるレッドカーペットでの黒一色作戦は順調に進んでいる」という一文の「男性たち」という部分に自ら下線をつけ足して強調したキャプチャー画像を投稿したイラリアは、「みなさんからの相次ぐ質問にお答えします。そうです、男性たちも、性差別を無くすために全身黒の衣装を着用するという今年のゴールデン・グローブ賞での抗議運動に参加します。少なくとも私が担当する俳優たちは全員です」とコメント。

 さらに、「一応言っておくと、今回の件に関しては、はみだし者になるという選択をするべきではないと思いますよ…」と、ほかの俳優たちにも黒を着用するよう、さりげなく助言していた。

 今回の「黒ドレス」抗議に関しては、業界内外でさまざまな意見が飛び交っているが、男性陣からも女性たちに対する不平等な扱いやセクハラを止めようというサポートの姿勢が見られるとなると、かなり心強いことは確か。

 女優たちだけでなく、一体どれだけの俳優たちが、全身黒のスタイルでレッドカーペットに姿を現すのかにも注目だ。

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