イギリスのヘンリー王子が、友人のオバマ元米大統領を自身の結婚式に招きたいけど招きづらい理由って?

あの人物の存在が影響

 アメリカ人女優のメーガン・マークルとの挙式日程が2018年の5月19日に決まった、イギリス王室のヘンリー王子。

 ウェディングに向けて着々と準備が進められるなか、米大統領在任中からヘンリー王子や兄のウィリアム王子ら、ロイヤル・ファミリーとの親交が深いバラク・オバマ氏とミシェル夫人が結婚式には招待されない可能性が浮上している。

 その背景には、ヘンリー王子とオバマ元大統領の熱い男の友情を以ってしても強行突破しにくいある障壁が。

 それは、ドナルド・トランプ米大統領の存在。

画像: あの人物の存在が影響

 トランプ大統領は2016年12月の就任から現在まで、一度もイギリスを訪問したことがなく、国家君主であるエリザベス女王との面会も済ませていない。

 当初、2017年内の訪英が予定されていたものの、7人の犠牲者が出た6月のロンドンでのテロ事件の直後、トランプ大統領がロンドン市長に対して批判的なツイートをしたことが一因となり、国内からの反発の声が強まったことで2018年の夏へと先送りに。

 その後も、トランプ大統領が英極右団体「ブリテン・ファースト」のイスラム教徒への差別や偏見を助長するようなヘイト動画をツイッターで拡散したことから、彼をイギリス訪問に招待した本人であるテリーザ・メイ英首相が「大統領として間違っている」と非難声明を出す事態にまで発展。

画像: 2016年1月にホワイトハウスでトランプ大統領と面会したメイ英首相。メイ首相の声明に対し、トランプ大統領はツイッター上で「テリーザ、私にフォーカスせず、イギリス国内で起きている破壊的なイスラム過激派のテロにもっと注意を払いなさい。私たちは上手くやっています」と反撃していた。

2016年1月にホワイトハウスでトランプ大統領と面会したメイ英首相。メイ首相の声明に対し、トランプ大統領はツイッター上で「テリーザ、私にフォーカスせず、イギリス国内で起きている破壊的なイスラム過激派のテロにもっと注意を払いなさい。私たちは上手くやっています」と反撃していた。

 現在のところ、2018年に予定されているトランプ大統領のイギリス訪問は国賓としての公式訪問ではなく、女王との面会を含まない職務上の訪問にスケールダウンしたと米Peopleをはじめとする各国メディアが報じており、そんな状況のなかでトランプ大統領がヘンリー王子とメーガンの結婚式に招待される可能性は極めて低いと考えられる。

 ヘンリー王子は、良き友人であるオバマ氏をぜひ自身の結婚式に招待したいという意向をイギリス政府に伝えているものの、政府からは「もしもトランプ大統領を差し置いてオバマ夫妻がロイヤル・ウェディングに招かれるとなると、トランプ大統領が立腹し、米英間の関係に悪影響を及ぼすのでは…」と心配する声が上がっていると英The Sun誌が伝えている。

 

ヘンリー王子の回答は…

 自身がゲスト・エディターとして登場した英BBCのラジオ番組で、この件に関して尋ねられたヘンリー王子は、「まだ招待状も出していないし、ゲスト・リストもまとまっていないのでオバマ氏が招待されているかどうかは誰も知りません」と曖昧な回答。

 しかし、続けて「サプライズは台無しにしたくありませんね」とも発言しており、オバマ氏が式に参列する可能性を完全に否定するには及ばなかった。

画像: ラジオ局で番組編集に取り組むヘンリー王子。©BBC Radio 4 Today/ Twitter

ラジオ局で番組編集に取り組むヘンリー王子。©BBC Radio 4 Today/ Twitter

 ちなみに、ヘンリー王子とメーガンの結婚式は、国家行事ではなく、法定休日としても扱われないため、各国の首脳らを含む外国要人たちの出席数は2011年のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式よりも少なくなる見込み。そんな理由からみても、トランプ大統領が招待されなくとも、とくに異例というわけではない。

 招待客リストの制作は政府の管轄ではなく、王室が担当することとなるが、ヘンリー王子がオバマ氏との友情を貫くのか、それともトランプ大統領を招かないことにより起こり得る緊張に配慮して譲歩することとなるのか、注目が集まっている。

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