あるレイプ被害者の女性が、犯人の目を盗んで友人に助けを求めた際に送ったメールを公開して話題になっている。

誘拐現場はスーパーの駐車場

 アメリカ在住の大学生ジェイラ・グラッデンが、男に誘拐され、レイプ被害にあった当時の状況とその恐怖を語った。

 深夜11時すぎにスーパーに買い物に行った際、ある男性から「ライターを持っていない?」と声をかけられたジェイラは「持っていない」と答えるとそのまま自分の車へ。しかし、車に乗り込む際に先ほど彼女に声をかけてきた男性からナイフで脅され、自分の車を乗っ取られる形で誘拐されたという。

 男性はもう使われていない教会の駐車場で車を止めると、彼女に着ていた服を脱ぐよう指示。泣きながら許しを乞うジェイラに「泣いても無駄」と冷たく言い放つと、車内で彼女をレイプした。

 その後、ふたたび車を走らせた男性がジェイラにアトランタへの道順を聞いてきた時、彼女はある事を思いついた。「スマホのGPS機能を使えば助けを求められるかもしれない」そう思ったジェイラは、男性に「スマホの地図が必要」とお願いして許可を得ると、こっそり彼氏に助けを求めるメールを送信。その時の緊迫したやりとりがこちら。

画像1: 誘拐現場はスーパーの駐車場

彼氏「なんでそんなところにいるの?」
ジェイラ「誘拐された」
彼氏「いたずらならやめろよ。今警察に向かってる」
ジェイラ「神に誓って(本当)」
彼氏「わかった。君はアトランタにいるのか。オー・マイ・ゴッド。ほかの誰かに位置情報を与えたか?」

 最初はジェイラのいたずらか何かと思った彼氏だが、すぐに事態を把握すると自らの足で警察署へ。ジェイラが公開したほかのメールには「こわい」「殺されたくない」という彼女の悲痛な叫びが書かれていた。

画像2: 誘拐現場はスーパーの駐車場

ジェイラ「ナイフ。恐い」
彼氏「車の種類は?」
ジェイラ「私の。恐いわ。警察には連絡しないで」
彼氏「もう警察にいる。僕はどうしたらいい?まず両親に連絡するよ」
ジェイラ「殺されたくない。もし(スマホの)ライトに気づいた殺される」
彼氏「男は誰なんだ?」
ジェイラ「知らない」

画像3: 誘拐現場はスーパーの駐車場

ジェイラ「Kroger(スーパーの名前) の外で捕まった」
彼氏「男は何を着ている?男になにか特徴はある?」
ジェイラ「いいえ。Krogerで強盗をしようとしてた。車のトランクに入れられるかも。ミシガンに向かってる。私の事をこのあとどうすればいいのかわからないと言っていた。私を死なせないで」
彼氏「今助けがそっちに向かってる」

 このやりとりの後、スマホのGPS機能を手がかりに居場所を突き止めた警察によって保護されたジェイラ。彼女の救出にひと役買った彼氏とは、保護されてすぐにテレビ電話で言葉を交わしたという。

 ちなみに、今回メールの内容を公開した理由について、「スーパーの駐車場といえでも危険であること、そしてスマホのGPS機能がどれほど役に立つのかということを伝えたかった」と、米メディアのBuzz Fees Newsに語っている。

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