ある母親が息子の皆勤賞の受賞を断り、その理由に賛否両論の声があがっている。

 学校を毎日休まずに行くともらえる皆勤賞。その皆勤賞をもらうために、頑張って毎日出席する子供も少なくはない。しかし、3児の母であるレイチェルは、次男JJが学校で皆勤賞を達成したにもかかわらず、受賞を拒否した。

画像1: ©Facebook/Rachel Wright

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その理由は?

 一般的には褒められるべき皆勤賞に対し、レイチェルは独自の考えとして、皆勤賞を受け取らない4つの理由を明かした。

 1つ目は、ただ運がよかったから。家庭では、できるだけ子供たちを褒めようと努力しているというレイチェル。しかし、「病気にならなかったのは褒めることではないと思います。運がよかったから、熱も出さず、事故にもあわずに毎日学校に通うことができたのです」と話した。

 2つ目は、学校に行きたくても行けない生徒もいるから。体調不良や障害でやむなく学校を休まなければいけない子もいることから、毎日学校に行った生徒に皆勤賞を贈ることで、他の子が「できない子」としてレッテルを貼られるのはレイチェルは間違っていると考えた。

画像2: ©Facebook/Rachel Wright

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 3つ目は、皆勤賞を取れたのは息子だけの力ではない。「息子を毎日学校へ通わせていたのは、母親である私です」と話すレイチェルは、影で毎日母親業をしている自分の功績でもあると主張した。

 4つ目は、学校行事には参加させていない。レイチェルによると、JJはすべての授業には参加しているものの、学校行事はすべて欠席しており、代わりとして特別に1週間早く休暇に入っている。しかしその理由は、兄が障害を抱えており24時間介護が必要だから。JJは兄の介護を手伝っていたのだ。

 このレイチェルの考え方に対して、「素晴らしい考え方!」と称賛の声を送る人もいるなか、「あまり賛成できない」と疑問を投げかける人も。しかしレイチェルはこの賛否両論の意見を歓迎して、「この問題に対して議論が生まれるのがいいことだと思います」と話している。

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