『ワン・デイ 23年のラブストーリー』
アン・ハサウェイ演じる真面目なエマと、ジム・スタージェス演じるプレイボーイのデクスターは大学時代に知り合い、お互い惹かれるも親友になることを決心。毎年7月15日に再会することを約束する。そんな2人の23年間を描いたラブストーリー。
23年間の間恋人が出来たり、仕事で失敗したりさまざまなことが起こっても、心の中心にいたのはいつもお互いの存在。衝突をしながらも絆を確認し合っていく2人だけれど…。数々の名言も生まれた今作のラストは、「人生のタイミング」についても深く考えさせられる。
『あの頃ペニーレインを』
音楽ライターを目指す少年ウィリアムが、あるロックバンドの取材の時にロック大好きな美女と出会い、彼らと一緒にツアーに同行する。監督キャメロン・クロウの若き頃を描いた半伝記としても知られ、音楽映画としても高く評価を受けている。
ケイト・ハドソン演じるペニーに想いを寄せるウィリアムと、バンドメンバーの1人に恋するペニー。ウィリアムの淡い片思いの行方は? ペニーの愛らしく自由奔放な性格や今でも語り継がれるオシャレなファッションにも注目。
『キャンディ』
今は亡きヒース・レジャーとアビー・コーニッシュを主演に迎えた『キャンディ』は、ドラッグに溺れるキャンディとダンという夫婦が妊娠をきっかけに薬を断とうと闘う様子が、天国・地上・地獄の3つの過程で描かれる。本気で愛し合うからこそ不器用になってしまう2人は、今にも崩れそうなほどもろい。
本当の意味で人を愛するということ知ったダンの決断と、ダンの涙にもらい泣きすること間違いなし。皮肉にも、ヒース・レジャーはこの2年後に薬物の過剰摂取で命を落とした。
『バタフライ・エフェクト』
ある日急に過去に戻れるようになった青年が、愛する人のために未来を変えようともがく苦悩を描いたSFラブストーリー。映画史にも残るほどの切なさと言われる理由はラストにあり、主人公が悩みに悩んで取った行動の切なさは、胸が痛くなるほどの余韻を残す。
じつはこの映画には、DVDのディレクターズカット版でしか観ることができないもう1つのエンディングが。相手の幸せを願うからこその自己犠牲愛に感情移入して思わず涙があふれる。ちなみにバタフライ・エフェクトとは、カオス理論の1つで「ほんの些細な事がきっかけで大きな出来事に繋がっていく」という事。
『世界一キライなあなたに』
どんな時でも前向きで明るいルーは、半年限定で介護の仕事に就く。担当することになったのは、バイク事故で車椅子生活を送る青年実業家のウィルだった。最初はルーに冷たくあたるウィルだけれど、だんだんお互い惹かれ合っていく。しかしウィルには、ある決心していることがあった…。
大ベストセラーとなった小説「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」を映画化した今作は、自分らしく生きていくこと、そして自分の死生観をも問われるラストは賛否両論を生んだ。
『きっと、星のせいじゃない』
ガンと闘いながらも日々前向きに生活するヘイゼルは、ガン患者の集会でガスという青年に出会う。大好きな作家が一緒で距離を縮めた2人は愛し合うようになり、オランダへ旅に出る。その最終日にヘイゼルはガスから衝撃の事実を聞かされる。
命、時間、家族愛などさまざまなテーマがちりばめられた今作。重いストーリーだけれど全体的にとても温かみがあり、感情が揺さぶられる。今大注目の俳優アンセル・エルゴートとシャイリーン・ウッドリーの素晴らしい演技も見所。
『ベスト・フレンズ・ウェディング』
今では何でも話せる大親友となった元彼マイケルと、28歳になってもお互い独身だったら結婚しようと約束していたジュリア・ロバーツ演じるジュリアン。しかしマイケルが結婚することを突然知らされショックを受けるジュリアンは、何とかして結婚式を阻止しようとするラブコメディ。
マイケルの婚約者である純粋無垢な令嬢キムをキャメロン・ディアスが演じる。ジュリアンのことも大切に思っているマイケルが最後に下した決断とは? ジュリアンのゲイの親友ジョージとの友情にも注目。