Photo:シンクストック/ゲッティイメージズ、ニュースコム
ある人気俳優とデートをした女性。セレブとデートできるなんて普通なら夢のような出来事が「人生最悪の夜」となってしまった理由とは?

楽しいはずのデートが…

 日本ではほぼ無名に近いが、アメリカで若者を中心に絶大な人気を誇るコメディアン兼俳優のアジズ・アンサリ。2015年には、米Forbes誌が発表した「最も稼いだコメディアン」のランキングに選出されたこともあるほか、オスカー女優のジェニファー・ローレンスと親しいことでも知られている。

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 世間からは好青年のイメージを持たれているアジズだが、なんと彼と以前デートをしたという女性から「性的暴行をされた」と告発されてしまった。

画像: アジズとジェニファー。

アジズとジェニファー。

 米メディアのBabeに寄稿された記事のタイトルは、「アジズ・アンサリとデートに行きました。そして、それは私にとって人生最悪の夜になりました」。そこには、当時22歳だった女性がアジズとデートに行った際、彼の自宅で性行為を強要されたことが綴られていた。

 「急ぎすぎている感じでした。体に触れてからほんの10分くらいで、ことはすべてすみました。実際の性行為を除いて」

 「(その後)彼は私のVラインを2本の指で触れると、その指を私の口に押し込み、濡らそうとしました。私の口に指を入れている間も彼は私の下半身を触ろうとしてきました」

 「彼は初めてのキスを交わしてすぐにコンドームを取り出しました。なので、私は彼に『少しリラックスして、ゆっくりしましょう』と提案しました」 

「彼は5~7回ぐらい彼の股間に私の手を置こうとしました。でも、私がすぐに手をよけても何度も同じことをしてきたのです」

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 この女性は何度も彼の行為を拒否する姿勢を見せたというが、アジズはやめようとしなかったという。そして彼女の悪夢はその後も続いた。

 「私がもっと時間が必要だと伝えると、彼は『じゃあソファでくつろごう』と言ってくれました。けれど、ソファに座ろうとした瞬間、彼は自分の股間を指してオーラルセックスをすることを要求してきました。なので、その要求にこたえました。彼からの圧力に耐えられなかったのです」

 「彼は私を鏡の前に連れて行くと、どこで性行為をしたいかと聞いてきました。『ここでしてほしいかい?』と」

 それまで幾度となく拒否のサインを送っていたにもかかわらず、望まない性行為を強要してくるアジズに、ついに女性の我慢も限界に。「心の準備ができていないから無理。あなたと(性行為を)するつもりはない」と、はっきりと彼に自分の意志を伝え、彼を遠ざけようとした。

 それに対し、口では「わかった」と返事をしていたというアジズであったが、結局彼の不適切な行為が収まることはなく、女性は彼の自宅を後にしたという。

性行為の強要=セクハラ、性的暴行

 今回のアジズの行為は決して許されるものではなく、女性の同意なしに性行為に及ぶことはレイプや性的暴行にあたる。

画像: 性行為の強要=セクハラ、性的暴行

 しかし、その一方で一部の人たちから「(アジズが)ただ体の関係に持ち込むのが下手だっただけでは?」「ヤリたいという欲求が前に出すぎたしまったことが原因の事故」と擁護するような意見も上がるなど、アメリカではこの件が性的暴行にあたるのかどうかでちょっとした議論に。

 なかには、「これが性的暴行にあたるのなら、ほとんどの女性が性的暴行の被害者だ」と皮肉を言う人もいたが、それに対し多くのネットユーザーが「これが女性の現実」と、今社会で問題になっている女性のセクハラ被害に関する世間の認識の甘さを指摘した。

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