治療と称して150人以上の少女らを性的に虐待した罪で起訴された元医師のラリー・ナサールに最低40年、最高175年の禁固刑が言い渡された。

 アメリカ体操連盟とミシガン州立大学の元医師ラリー・ナサール(54)による女子体操選手たちへの性的虐待・暴行事件をめぐる裁判についに決着がついた。

画像: 150人以上に性的虐待、元医師に判決下した裁判官の「ある行動」が大絶賛

 治療と称してこれまでに150人以上の少女らを性的に虐待するなど、医者という立場を利用した卑劣な犯行にアメリカ全土から厳罰を求める声が上がっていたが、現地時間24日、地元ミシガン州の裁判所で禁錮40~175年の実刑判決が下された。

「女性たちの証言はウソ」に裁判官が激怒

 法廷で「被害者に対して自分がどれほど申し訳なく思っているか言葉で言い表すことはできない」と反省の念を口にしていたナサール元医師であったが、先週、彼が裁判所に宛てて書いた手紙の内容はそれとは対照的なものであった。

画像: 「女性たちの証言はウソ」に裁判官が激怒

 手紙のなかでナサール元医師は自分の事を「良い医師」であるとし、「捨てられた女ほど恐ろしいものはない」「彼女たちはメディアの注目を浴び、お金が欲しいだけ」など、被害にあった女性たちがうそをついていると主張。

 これに対し、今回の裁判を担当していたローズマリー・アキリーナ裁判官が怒りを露わにした。ナサール元医師からの手紙を投げ捨てると、こう冷たく言い放った。

 「あなたは自分の答弁を取り下げますか?」

 この質問にナサール元医師が「いいえ」と答えると、「でもあなたは罪を犯した、そうですよね?あなたは罪を犯しましたよね?」ときつく問いただした。

 被害者たちの気持ちを代弁し、ナサール元医師に対して強硬な姿勢を見せたアキリーナ裁判官。手紙を投げ捨てた瞬間を写した上記の動画には、大勢の人たちから「最高」といった称賛のコメントが殺到している。

 アキリーナ裁判官はさらに、ナサール元医師に「あなたの死刑執行令状に署名した」と明かすと、「あなたは2度と刑務所の外に出る資格はない」と厳しい言葉を述べた。

 今回の裁判では被害を受けた156人が証言をしており、大半の人が10代のうちに性的暴行をされたことを告白している。そのなかには、女子体操の五輪メダリストの名もあった。

 ちなみに、ナサール元医師は児童ポルノ所持の罪ですでに禁錮60年を言い渡されており、さらに今回とは別の性的暴行事件の判決が今月31日に言い渡される予定である。

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