Photo:シンクストック/ゲッティイメージズ、ニュースコム
英BBCで働く男性ジャーナリスト6人が「給料の減額」を受け入れた理由とは?

男女の賃金平等を訴える

 先週、英大手メディアBBCで働く男性ジャーナリスト6人が、同社で雇用されている男性および女性社員の賃金の平等化を訴えて「給料の減額」を受け入れたことがわかった。

 BBCによると、給料の減額に同意したのは、ヒュー・エドワーズ、ニッキー・キャンベル、ジョン・ハンフリーズ、ニック・ロビンソン、ジョー・ソペル、ジェレミー・ヴァインの6人。このなかで1番給料が高いヴァイン氏の年収は約1億円で、給料が1番低いソペル氏の年収は3,500万円前後だという。

画像: 給料の減額に同意した1人であるエドワーズ氏。

給料の減額に同意した1人であるエドワーズ氏。

 今回、給料の減額を申し入れたヴァイン氏はその理由について自社のインタビューでこう答えている。

 「(賃金の平等化に向けて)何か行動を起こす必要があると考えました。私は、(男女ともに)同じ仕事内容なのだから給料を上げてほしいと訴える同僚の女性社員たちをサポートします。(給料の減額は)私にとって考える必要もないことだったので、すぐに受け入れました」

 昨年7月、所属するニュースキャスターたちの給料を公開したBBCだったが、年収3,000万円以上の社員の約3分の2が男性だったことで波紋を呼んでいた。今回の措置に、「男性社員の給料を下げるのではなく、女性社員の給料を上げればいいだけのことでは?」という声も上がっているが、大方は男女の賃金平等化に向けて改善しようという姿勢を見せたBBCに好意的な意見を示している。

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