Photo:シンクストック/ゲッティイメージズ、Twitter/@Shhwaggy_T
マディソンという少女の誕生日ために用意しいていたケーキを店へ受け取りに行った家族が、めったに遭遇しない出来事を経験した。

 11歳を迎えた少女マディソンちゃんの誕生日を祝うために、家族は事前に予約していたケーキを取り行ったところ、なぜか代金が支払われていた。
 この摩訶不思議な出来事には、ある母親の想いが込められていた。

画像: すでに支払われていた妹の誕生日ケーキの代金、その理由に涙

娘を亡くした母親からのプレゼント

 マディソンちゃんの誕生日ケーキの代金を支払ったのは、マッケンナちゃんという少女の母親。しかし、この2つの家族にはまったく面識がなかった。

 なぜこんなことが起きたのか、その理由をマディソンちゃんの兄が自身のツイッターで明かした。

 彼はツイッターに、「今日は妹の誕生日だったから、ケーキを取りに行ったんだけど、その時すでにケーキの代金を誰かが払っていたんだ。そこにメッセージカードが残こされていて…僕たち家族は(感動のあまり)言葉を失った。僕たちはマッケンナのお母さんに感謝の気持ちと、マッケンナに『お誕生日おめでとう』と言いたい。この世界には、まだ良い心を持った人がいるんだね」とコメントし、残されていたというカードも公開した。

 

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 一家が受け取ったカードには、こう綴られていた。

「親愛なるバースデーガールとその家族へ。私の娘の10歳の誕生日を祝って、あなたの誕生日ケーキの代金を払うわ。毎年娘の誕生日に、誰かに親切にすることにしているの。なぜなら私は娘のケーキをもう買ってあげることができないから。今日は娘の年齢が2ケタになる誕生日なの。あなたの日を楽しんで」

 実はマッケンナちゃんは、生後9ヵ月のときにテレビが彼女に落下したことによってできた脳の外傷でこの世を去っており、今生きていたら10歳の年だった。
 マッケンナちゃんの母親は、もう娘に誕生日ケーキを買うことができないため、その代わりに毎年ランダムに誕生日ケーキをサプライズで贈っているという。

 ケーキは1つだけれど、2つの家族によって2人の少女の誕生日が祝われた。

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